カロッツェリア、車載用スピーカー9モデルを10月より順次発売。Vシリーズは7年ぶりフルモデルチェンジ
パイオニアは、カロッツェリアブランドより、カスタムフィットスピーカーおよびチューンアップトゥイーター計9製品を、10月から順次発売する。ラインナップ、税込価格、発売月はそれぞれ下記の通り。 <カスタムフィットスピーカーVシリーズ> ・17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-V174S」:79,200円/11月 <カスタムフィットスピーカーCシリーズ> ・17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-C1740S」:オープン(予想実売37,000円前後)/10月 ・17cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-C1746S」:オープン(予想実売37,000円前後)/10月 ・16cmセパレート2ウェイスピーカー「TS-C1640S」:オープン(予想実売37,000円前後)/10月 ・17cmコアキシャル2ウェイスピーカー「TS-C1740」:オープン(予想実売27,000円前後)/10月 ・16cmコアキシャル2ウェイスピーカー「TS-C1640」:オープン(予想実売27,000円前後)/10月 <チューンアップトゥイーター> ・「TS-T940」:36,300円/11月 ・「TS-T746」:オープン(予想実売19,000円前後)/10月 ・「TS-T740」:オープン(予想実売16,000円前後)/10月 カスタムフィットスピーカーのフラグシップに位置付けられるVシリーズは、この度7年ぶりにフルモデルチェンジ。忠実な原音再生に加え、「低クロスオーバーによる広指向特性」と「全帯域にわたる低歪み」をキーワードとしたサウンドコンセプト “Open & Smooth” を新たに採用、“力強く豊かな低域と高密度で臨場感のある中高域でリアルな音場再生” を実現したという。 TS-V174Sでは、取り付けカバレッジを維持しながら、ウーファー部振動板における有効振動径を従来比103%まで大型化。フレームパーツは、剛性と埋込み深さの最大化を実現した「深型トラスバスケットフレーム」を新開発。さらに磁気回路の反力を抑え込み強固に保持することで、ユニット全体の剛性を向上し、不要な振動を排除することでクリアな中低域再生を実現させたとのこと。 振動板や磁気回路についても新開発のパーツを採用。振動板は素材に開繊カーボンを使用したことで正確なストロークを描くとし、また磁気回路は有効振幅量を従来比150%に拡大、高い駆動力を獲得したとアピールする。 トゥイーター部は、高いヤング率と内部損失を併せ持つ広指向特性の「チタン製バランスドドームダイアフラム」を採用。豊かな音場と伸びやかで美しい高音再生を追求した。 クロスオーバーは、トゥイーターとウーファーのネットワーク回路を分離するセパレート型を採用。干渉ノイズを排除し、透明感と質感のある高音質再生を実現する。また、それぞれのネットワークは小型化されており、コンソール内やドアの中などへの取付性能を高めた。 デザインは、フレーム最外周にローズゴールドカラーのダイヤカットを採用するとともに、トゥイーターにはローズゴールドカラーのパールを含有した質感のあるマットブラック塗装を採用し、高級感を演出。トゥイーターは取付後でも角度を調整できるボールジョイント機構を備える。 Cシリーズは、ウーファー部に、2層構造の「アラミドファイバーコーン」や剛性を高めて深型化した「トラスバスケットフレーム」を採用することで、メリハリのある中低域や、臨場感のある音楽再生をコンセプトとしたハイグレードモデル。17cmモデルについては、従来比102%の大型化を果たした有効振動径により豊かで伸びのある低域再生を実現したとアピールする。 チューンアップトゥイーター3モデルは緻密な音像描写とハイレゾ音声の再現性を高めるチューニングを実施。取付性を考慮した専用のクロスオーバーネットワークを同梱する。
編集部:松永達矢