忘年会の変化 少人数、飲酒なしで楽しむ傾向に 居酒屋は困惑…「商売にはならない」
■予約が減少…居酒屋の倒産過去最多に
サラリーマンの街、東京・新橋駅前で20年営業を続けている「根室食堂」。 根室食堂 平山徳治店長 「お酒の割合が例年でいうと、だいたい食事が60%、飲み物が40%。最近だと食事が70%、飲み物が30%という割合になっている。商売にはならない。例年の12月よりも3割も売り上げがダウンしている。来年の実績もあまり見込めないだろう…。新橋(の店)を閉めようと思っています。ほんとに残念です」 根室食堂は、新橋は賃料が高いため渋谷に移転することを計画している。 コロナ禍でも力強く乗り越えてきた根室食堂だが、今は厳しい状況にあるようだ。 改めて、新橋の居酒屋「根室食堂」の平山店長は「忘年会の件数は確実に減っていて、今年は予約がさっぱり来ない。客層も若い人が増えていて、とりあえず生ビールという感じが減ってきている」と話してくれた。 また、帝国データバンクの調査によると、大規模な宴会から少人数でのカジュアルな飲み会への需要が変化しているほか、物価や人件費、光熱費の高騰が居酒屋の経営を圧迫しているという。 その結果、居酒屋の倒産は今年11月までで203件発生していて、コロナ禍の2020年の189件を大幅に上回り、過去最多を更新することが確実になったということだ。 (「大下容子ワイド!スクランブル」2024年12月24日放送分より)
テレビ朝日