氷見の魅力、キャラに まんがロード土産店・土井さん考案 「ひみ部」高校生と商品開発へ
●寒ブリ、稲積梅、ハトムギ、氷見牛、ブルーベリー 氷見市のまんがロードで土産店「ヒミツノアソビバ」を構える特殊印刷「トライ・プリント」のデザイナー土井夢桜(みお)さん(19)が、氷見の特産物を擬人化したキャラクター5体を考案した。氷見の魅力を研究する部活動「ひみ部」との設定で、今後は氷見高生らと一緒に商品開発やストーリー設定を進める。市出身の漫画家藤子不二雄Ⓐさん(元富山新聞記者)のキャラとともに、「まんがのまち」を盛り上げる。 土井さんは七尾市出身で今年春に入社した。2次元キャラが若者から人気を集めていることに着目し、氷見のPRにつなげるため、10月から「ひみ部」の構想を練った。 主人公は都会から氷見に引っ越してきた女子高校生「魚谷しお」で、髪の色はブリをイメージさせる青と金色で表現した。部の仲間である「稲積うめ」、「鳩山むぎ」(部長)の女子2人、「牛田ゆうじ」、「藍川きいち」の男子2人と氷見の魅力を発見する青春物語を展開する。それぞれ寒ブリ、稲積梅、ハトムギ、氷見牛、ブルーベリーをモチーフにした。 現在はアクリルスタンドやTシャツを開発し、店内で販売している。11月に東京で開催された「アニメ&まんが聖地 EXPO」に出展した際は、藤子Ⓐグッズを目当てにしていた来場者も「かわいい」と興味を持ったという。 土井さんは「主人公のように氷見を好きになる人を増やしたい」と話した。 トライ・プリントは藤子Ⓐさんのグッズを手掛ける。作品を展示する市潮風ギャラリー近くのまんがロード沿いに昨年9月、印刷工房を兼ねた店「ヒミツノアソビバ」(比美町)をオープンした。