毎シーズン、新しい洋服やバッグを買うのをやめたら気づいた「当たり前の価値観」とは
毎シーズントレンドを追いかけ、新しいモノを買うことにときめいていたファッションエディター。「足るを知り」「身の丈にあった買い物」をするように変わってから起こった変化とは? 写真】こんなにボロボロになるまで使ったら後悔なし!2年間大切に使ったバッグたち
毎シーズン、新しい洋服やバッグを買っていたファッションエディター
おしゃれが好きで、買い物の高揚感が好きで、そして自分のコンプレックスを隠すためにも、毎シーズン新しい洋服やバッグを買っていたファッションエディターである私。 毎シーズン新しいモノを買っていて、おそらく365日違うアイテムを着たとしても着回せないくらいのモノがクローゼットに溢れていたから、服やバッグがボロボロになることは基本的にありませんでした。 断捨離をする際に、くたびれた服を捨てようと思っても、汚れが目立ちやすい白いアイテム以外、どれもまだキレイ。だから、もうあまり着ないかも、使わないかも、と思っても、もったいなくて捨てられなかったほど。
すっかり忘れていた、当たり前の価値観
ですが、何度かの断捨離の成功と失敗を経て、「身の丈にあった」買い物に留めるようになり、必要以上に新しいモノを買うのをやめてから気づいたことがあります。 それは、とてもシンプルなのですが……【モノを大切に長く使うこと】。 子供の頃から刷り込みのように何度も耳にしてきたことなのに、いつの間にか忘れてしまっていた感覚。 頻繁に新しい買い物をすることをやめたことで、同じアイテムを何度も、長く、大切に使うようになったのです。 この2年間でいうと、オケージョンなどの特別なシーンを除けば、私が日常的に使っていたバッグはたった2つ。「貴重品を肌身離さず入れておける、小さめでレザー調のきれいめなデザインの斜めがけバッグ」と、「荷物がたくさん入り休日にも使える黒のシンプルなリュック」。 人それぞれの生活スタイルによって、どんなデザインのバッグが必要になるかは異なると思いますが、私の場合は、この2つがあれば十分だと知ることができました。
高橋 香奈子