棟方志功50回忌、福光ゆかりの作品展示 南砺・愛染苑
南砺市福光の棟方志功記念館愛染苑(あいぜんえん)で、企画展「竜胆(りんどう)頌展(しょうてん)」が開かれている。ことし50回忌を迎えた板画家、棟方志功が7年近く過ごした福光の風景にまつわる作品など51点を展示している。12月16日まで。 棟方の忌日に合わせ、桑山の麓に建つ光徳寺の秋を、自作の短歌を添えて彫った「龍胆の柵」や、小矢部川の情景を詠んだ歌などを展示する。倭画(やまとえ)「福光田園風景」は吉江中学校に贈った作品で、台形をした袴腰山など吉江中から城端方面を望む景色を描いている。 福光へ疎開する前後に制作した板画も並び、作風の変遷が見て取れる。