ウルグアイ代表が10月の南米予選へ29名を招集…“暫定措置”で出場停止解除のヌニェスが復帰
ウルグアイサッカー協会(AUF)は8日、10月のFIFAワールドカップ26南米予選を戦うウルグアイ代表メンバー29名を発表した。 現在、ウルグアイ代表はFIFAワールドカップ26南米予選の8試合を消化した時点で、4勝3分1敗の成績を残して勝ち点「15」を獲得し、3位につけている。だが、今夏に開催されたコパ・アメリカ2024の準決勝・コロンビア代表戦の試合後、ウルグアイ代表の選手や関係者が観客席に侵入し、相手サポーターと乱闘を繰り広げたことで、南米サッカー連盟(CONMEBOL)よりFWダルウィン・ヌニェスらの主力に対して出場停止処分が言い渡された。もっとも、AUFは酒に酔った相手サポーターに危害を与えられそうになったウルグアイ代表選手の家族たちを守るための正当防衛だったとして、スポーツ仲介裁判所(CAS)に上訴している。それでも、9月シリーズの2試合はヌニェス、DFホセ・マリア・ヒメネスらの主力を欠いた状態で戦わなければならず、パラグアイ代表、ベネズエラ代表との試合をどちらもスコアレスドローで終えていた。 多くの選手が9月シリーズで出場停止処分の2試合を消化したものの、当初ヌニェスには5試合の出場停止処分が科されていたため、本来であれば10月シリーズの2試合に出場することはできない。だが、イギリスメディア『タイムズ』によると、CASは調査期間内は暫定的に出場停止処分を解除することを通告したため、代表復帰に至ったとのこと。現時点で出場停止が1試合残っているヒメネス、DFマティアス・オリベラも招集を受けているが、2試合残っているMFロドリゴ・ベンタンクールに加えて、負傷中のDFロナルド・アラウホ(※出場停止残り1試合)は招集されていない。 その他のメンバーでは、MFフェデリコ・バルベルデ、MFマヌエル・ウガルテ、MFニコラス・デ・ラ・クルスらが順当に選出。MFマルコ・オロニャ、MFファクンド・ベルナル、MFルーカス・サナブリア、FWホアキン・ラベガ、FWマティアス・アバルド、FWパブロ・スアレスらが初招集となっている。 今回のインターナショナルマッチウィークでは、FIFAワールドカップ26南米予選の2試合が予定されている。ウルグアイ代表は11日にペルー代表と、15日にエクアドル代表と対戦予定だ。 今回発表されたウルグアイ代表のメンバー29名は下記の通り。