「日韓関係このまま放置できない」岸田首相会見6月15日(全文3完)
岸田文雄首相は15日、官邸で記者会見を行った。 ※【**** 00:35:30】などと記した部分は、判別できなかった箇所ですので、ご了承ください。タイムレコードは「岸田首相が会見 「内閣感染症危機管理庁」設置を表明(2022年6月15日)」に対応しております。 【動画】岸田首相が会見 「内閣感染症危機管理庁」設置を表明(2022年6月15日) ◇ ◇
日本でサル痘感染が確認された場合の水際対応は
ニコニコ動画:WHOのテドロス事務局長が、動物由来のウイルス感染症でありますサル痘のことにつきまして、世界的な流行は異常であり懸念されるものとして、23日に緊急事態宣言の是非を判断、名前の変更も検討するとしています。日本でサル痘の感染が確認された場合の水際対応や、既存の天然痘ワクチンの接種の可否につきまして、どうお考えか。また、サル痘を含めた未知のウイルスの出現を踏まえまして、日本版ロックダウンについて検討する必要があるとお考えか、ぜひお願いします。 岸田:まずサル痘については、日本では今現在、感染者は確認されていないという状況にあります。しかし、まだ確認されていない段階だからこそ、サーベイランスの強化に努めているところであり、水際対策についても出入国者に対して注意喚起、あるいは情報提供、こうしたものを行っている、こうした現状にあります。 そしてサル痘については、天然痘のワクチンが有効であるとされています。天然痘ワクチンが発症予防、あるいは重症化予防に効果がある、こうした報告がされています。そして、このわが国では、相当量の天然痘国産ワクチン、これを備蓄しています。万一の感染拡大時にも対応するために十分な量の生産、備蓄を行っているというのが、わが国の状況であります。 そうした状況の中で、ご指摘のWHOの検討状況を含め、科学的知見、あるいは諸外国の感染動向、こうしたものをしっかり注視していき、その状況を見ながら、必要であれば対応を行っていく、こうしたことであります。 そしてご質問はロックダウンについて考えているかということですが、ロックダウン、サル痘というのではなくして、一般論として申し上げるならば、諸外国で行っているような高い罰金を科すといった厳しいロックダウン、これはわが国ではなじまないと考えます。ぜひ、本日の有識者会議の報告等も踏まえて、将来の感染危機に対して医療体制の整備、あるいは司令塔機能の強化、こうしたものを進めることによって、あらゆる感染症にしっかり対応できる体制をつくっていく、こうしたことをわが国としては考えていきたいと思っています。 司会:では、産経新聞、田村さん。