【自動車保険】初めて自動車保険を契約したのですが、1年間で保険料が「20万円」でした。高いと感じたのですが、ずっと払い続けなければならないのでしょうか?
自動車保険の金額は、等級によって変わります。等級とは、ノンフリート等級制度のことで、自動車保険の割引や割増などを決める区分のことを指します。保険の加入内容によって金額が変わってくるため、最初は少し高く感じる人もいるでしょう。 本記事では、自動車保険の金額はどのように変わるのかを解説します。 ▼トヨタ「アル・ヴェル」は月々でいくらの支払いが必要? 返済額を試算してみた!
自動車保険の等級
等級は全部で20段階に設定されており、初めての契約の場合は6等級からスタートします。1年間事故がないと等級が1段階上がり、割引率が高くなります。等級の割引率は図表1の通りです。 図表1
出典:一般社団法人日本損害保険協会「損害保険Q&A」より筆者作成 20等級で無事故だと最大63%の割引が受けられます。一方、事故を起こしてしまうと等級が下がり、割増されます。事故を起こさないことは安全に車に乗ることだけでなく、節約にもつながるのです。
自動車保険が高いと感じたときに確認すること
自動車保険に加入した際に高いと感じた場合、何らかの原因があるかもしれません。本項ではどのような場合に保険料が上がるのかを解説します。 ■年齢が若い 自動車保険は、年齢が若いほど高くなる傾向があります。これは、若者のほうが事故を起こしやすいためです。警察庁の「道路の交通に関する統計 交通事故の発生状況 2023年」を確認すると、原付以上運転者による事故の割合は16~24歳が圧倒的に高いことが分かります。 なお、保険会社で年齢条件が設定されていることがあります。全年齢補償だと保険料は高くなりますが、30歳以上補償だと保険料は安くなる傾向にあります。誕生日を迎えて年齢が上がった場合は、契約期間中でも手続きができるため、保険会社に連絡してみましょう。 ■補償や特約をつけすぎている 補償や特約をたくさんつけすぎていると、保険料は高くなります。特に初めて保険に加入する場合は、たくさん補償がついていたほうが安心に思えますが、不要なものもあるかもしれません。 加入前に見積もりをとった場合は、さまざまな特約や補償内容がついている可能性があります。保険に加入する際は、しっかりと内容を理解し、本当に必要なものなのかを確認しておくとよいでしょう。