「大相撲初場所」（２５年１月１２日初日、両国国技館） 初めて綱とりに挑む大関琴桜（佐渡ケ嶽）が３１日、千葉県松戸市の部屋で年内の稽古を納めた。相撲はとらず、ぶつかり稽古などで汗を流した。 ２０２４年は初場所後に大関に昇進。九州場所では初優勝を飾った。年間最多勝にも輝いた１年に「一段一段をしっかり踏み固めて、徐々に行けたかな。最低限、自分のやらないといけないことは、やりながら来られた」と手応えを口にしつつ「でも、ここから上がまだまだある。満足せずにやらなきゃいけない」と気を引き締めた。 元日に能登半島地震が発生して幕を開けた年。大相撲界も勧進相撲を開催するなど、被災地を支援した。「僕らの相撲の一番一番が、ほんの一握りでも力になれば」と琴桜。新年は３日から稽古を再開する。悲願がかかる場所へ向け「ここから上げていければ」とペースアップを図っていく。
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