だるい、調子が出ない…。なんとなく不調なときに医師たちがやっていることを聞いてみた【素敵ドクターズ100名の養生ルーティン④】
プラセンタ、漢方で内からじわじわと効果を実感
体の内側からアプローチしているのは、婦人科医、美容皮膚科医の土屋眞弓さん。 「だるいと感じたらプラセンタの注射を。また、漢方も活用していて、疲れやすいときに効果的な補中益気湯や、気分が上がらないときは半夏厚朴湯などを飲んでいます」(土屋眞弓先生)
【教えてくれたのは】 土屋眞弓さん 婦人科医、美容皮膚科医。土屋産婦人科院長および目蒲病院理事長。土屋産婦人科では、婦人科一般、美容皮膚科診療担当。“Total Care For Women” 、女性のライフスタイルを総合的にサポートしたいと考えている女性のためのクリニックで、東京都練馬区で産婦人科・婦人科・美容皮膚科の診療・治療をしている。1959年の開院以来、2代目として地域に密着した、患者さんに負担のない診療を心がけている。
盆栽に集中! ストレッサーから脳のフォーカスを外す
医学的な知識をベースに、麻酔科医の富永喜代さんはこんな対処法を。 「盆栽に集中する! ベランダで黒松盆栽を育てているのですが、一芽一芽、成長と出来上がりを想像しながらハサミを入れるので、作業中は集中して我を忘れます。疲れやストレスからだるいと感じている場合、脳がストレスの原因に焦点を当てていて、そこから抜け出せない状態だと考えます。とはいえ、ストレッサー本体の除去はなかなか難しいもの。私にとっての盆栽のように、脳のフォーカスを外して他のことに目を向けることで、リフレッシュを図ります。これは慢性痛に使う、認知行動療法の応用なんです」(富永喜代先生)
【教えてくれたのは】 富永喜代さん 麻酔科医。富永ペインクリニック院長。医学博士。日本麻酔科学会専門医。1993年より聖隷浜松病院などで麻酔科医として勤務、2万人を超える(通常1日2名のところ、1日12名)臨床麻酔実績を持つ。2008年愛媛県松山市に富永ペインクリニックを開業。痛みの専門家として全国でも珍しい性交痛外来を開設し、1万人超のセックスの悩みをオンライン診断している。性に特化したYouTubeチャンネル『女医 富永喜代の人には言えない痛み相談室』は、チャンネル登録者数28万人、総再生数は6600万回超。SNS総フォロワー数44万人。真面目に性を語る日本最大級のオンラインコミュニティー『富永喜代の秘密の部屋』(会員数1.6万人)主宰。『女医が教える性のトリセツ』(KADOKAWA)など著書累計98万部。