日本人は会議が下手!? 次々圧倒的成果を生む西野亮廣は、日頃どんな会議をしているのか? ポイントは「会議は空気が9割」
会議の答えは、「ひとりごと」じゃなくて、いつだって「会話の延長線上」にある! 簡単には解けない問題があるから会議をしているのだ!
今週も、23万部のロングセラー『夢と金』の著者であり、今、ビジネスパーソンが追うべき人物の筆頭である西野亮廣さんから、社会人全員にとって「耳の痛い」メッセージ。ぶっちゃけ「会議」の運営のこと、ナメてる人、多くないですか!? 今回も、音声メディア「voicy」で配信中の「#西野さんの朝礼」から編集してお届けする。 【動画】サンフランシスコ国際映画祭にノミネート!西野さんの短編映画『ボトルジョージ』
今日は、【会議は空気が9割】です
「会議の目的」は現在地を正しく共有すること
先日、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演の予算会議がありました。 こちら、オンライン配信をして、アーカイブも残っていますので、ご覧になられていない方は是非観ていただきたいのですが、非常に良い会議で、非常に実りのある会議だったんです。 詳しくはオンライン配信を観ていただきたいのですが、触りだけ言うと、まず最初に「今回の予算会議の目的(ゴール)」を決めたんです。 僕らは今回の予算会議の目的を「今回の予算会議は『解決』じゃなくて、自分達が今いる地獄は、一体どれぐらいの地獄なのか? を共有すること」としたんです。 「公演までは、あと17ヶ月あるから、じっくりいこう」と。 現在地を正しく共有することが目的なので、もちろん、収支表に期待値は1ミリも入れません。 「絶望するなら、半年後じゃなくて、今しよう!」というノリです。 「会議の目的」を共有せずに始まってしまう会議って世の中に結構あるので、是非、気をつけてください。
会議は空気が9割
さて。 そんなこんなで、ミュージカル『えんとつ町のプペル』の日本公演の第一回予算会議が終わったのですが、終わってみて思ったことが今日のタイトル『会議は空気が9割』です。 まぁ、CHIMNEY TOWNの場合は少し極端なので(是非、社会見学に来てください)、まるまる参考にならないとは思いますが、CHIMNEY TOWNが新しくプロジェクトを立ち上げる時って、大体全員くたばるんです(笑)。 そもそも「今持ち合わせている力で、できることをやっても仕方がない」という大前提からスタートしているので、「西野さん、これって、どうやるんですか?」「知らん」が1歩目です。 だって、「幕張メッセのイベントを5ヶ月で作り上げるにはどうすればいいか?」とか、「ブロードウェイをどう攻めるか?」とか、「コマ撮り短編映画の制作に4年もかけて、どうやって予算を回収するのか?」とか、「ヤフオクで落札した旅客機を、スリランカの空港からどうやって日本に持って来るのか?」とか、知らないじゃないですか? ググっても出てこないし、AIに聞いても教えてもらえない。 だって、誰もやったことないんだもん。 なので、会議に参加している全員が「こんなの始めちゃったけど、どうすんの?」で一つになっているんです。 そんなだから、会議の空気まで悪かったら、もう本当に終わりなんですね。 ピンチならピンチで、それを真摯に受け止めて、ネタにしていかなきゃいけない。