コスパ最悪なのは? マンU年俸ランキング1~10位。活躍と金額が見合っていないのは?
3位:マーカス・ラッシュフォード(イングランド代表) 生年月日:1997年10月31日 推定年俸:1813万ユーロ(約億25.4円) 23/24リーグ戦成績:31試合7得点2アシスト マンチェスター・ユナイテッドで3番目に高い年俸1813万ユーロ(約億25.4円)を手にしているのは、クラブ一筋のエース、マーカス・ラッシュフォードだ。ラッシュフォードが昨季に見せたプレーはその金額に相応しいものだったと言っていいだろう。 持ち前のフィジカルとスピードを武器に、公式戦56試合に出場して30得点10アシストをマーク。まさにワールドクラスのパフォーマンスを発揮してクラブのリーグカップ制覇に大きく貢献した。その活躍によって、シーズン終了後に現在の金額まで年俸をアップさせている。 今季も昨季同様に大車輪の活躍を期待されていたが、ここまで公式戦40試合出場8得点5アシストの成績にとどまっている。数字だけ見ればそこまで悪い結果ではないかもしれないが、世界的名門マンチェスター・ユナイテッドの10番を背負う選手としては物足りない印象を受けてしまう。せっかく上昇させた年俸に見合った活躍ではないだろう。 実際、現地でもラッシュフォードの低調なパフォーマンスに対しては厳しい批判がなされており、現地メディアによると今夏の移籍の噂までささやかれている。去就に関して様々な憶測がなされているが、来季は本調子を取り戻して自らの価値を改めて示すことができるか。
2位:ラファエル・ヴァラン(元フランス代表) 生年月日:1993年4月25日 推定年俸:2054万ユーロ(約28.8億円) 23/24リーグ戦成績:21試合1得点0アシスト ランキングの2位につけているのは、元フランス代表のセンターバック、ラファエル・ヴァランだ。彼が受け取っている2054万ユーロ(約28.8億円)の年俸は、プレミアリーグでプレーする全DFの中で最高金額である。それだけ彼に対する期待は大きなものだった。 レアル・マドリードでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を4度制し、フランス代表でもFIFAワールドカップ優勝を果たしたヴァランは世界トップレベルのDFと名高い選手だった。2021年夏に4000万ユーロ(約56億円)の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入し、新天地でも持ち前のスピードや対人守備、カバーリング能力を発揮してチームの守備を牽引してきた。 だが、必ずしもヴァランの働きは年俸に見合ったものであるとは言えないだろう。マンチェスター・ユナイテッドに加入してからは負傷離脱が目立ち、リーグ戦に25試合以上出場したシーズンは無く、稼働率は満足のいくものではない。また、今季はプレー面でも精彩を欠く場面が多く、シーズン中盤まではハリー・マグワイアやジョニー・エヴァンスの後塵を拝する状況にあった。 高額な年俸を受け取るヴァランにはシーズン終了後の放出の噂までささやかれている。輝かしい経歴を持つDFは、来季はどのクラブのユニフォームを着てプレーすることになるだろうか。