コスパ最悪なのは? マンU年俸ランキング1~10位。活躍と金額が見合っていないのは?
5位:メイソン・マウント(イングランド代表) 生年月日:1999年1月10日 推定年俸:1511万ユーロ(約21.2億円) 23/24リーグ戦成績:13試合1得点0アシスト 年俸1511万ユーロ(約21.2億円)で5位にランクインしたのはメイソン・マウントだ。マウントは現在25歳という年齢ながら十分な実績を誇る選手である。ユース年代からプレーしたチェルシーでUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇に大きく貢献し、イングランド代表の将来を担う存在と目されていた。 2023年夏に新天地を求めてライバルクラブであるマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を決断し、クラブからは大きな期待とともに迎え入れられた。それは高額な年俸のみならず、彼に投じられた6420万ユーロ(約89.9億円)の移籍金や、デビッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドらが背負った伝統の背番号7を託されたことからもうかがえる。 だが“赤い悪魔”での初年度は、その期待に応えているとは言えないだろう。負傷により長期の離脱を強いられ、復帰後も先発出場は無く、チェルシー時代に見せた圧倒的なパフォーマンスを取り戻せてはいない。ここまでリーグ戦13試合出場1得点0アシストの成績にとどまり、ほとんど得点に関与できていない状況だ。 現状、高額な年俸に見合った活躍ができていないマウントであるが、クラブと結んだのは2028年6月までの長期契約だ。クラブとしても来シーズンこそ本調子を取り戻してもらい、マウントの不良債権化を何としても避けたいところだろう。
4位:アントニー・マルシャル(フランス代表) 生年月日:1995年12月5日 推定年俸:1511万ユーロ(約21.2億円) 23/24リーグ戦成績:13試合1得点0アシスト マンチェスター・ユナイテッドの年俸ランキングで4位にランクインしたのはアントニー・マルシャルだ。年俸は1511万ユーロ(約21.2億円)と高額だが、近年のマルシャルはそれに見合った働きができていない。 マルシャルの滑り出しは良好だった。2015年夏にモナコからマンチェスター・ユナイテッドに移籍するとすぐさまチームにフィットし、リーグ戦で11ゴールをあげる活躍を見せた。その後はやや不調に陥るも、2018/19シーズンに再び2桁ゴールをマークすると、当時665万ユーロ(約9.3億円)だった年俸を現在の金額まで大幅アップさせた。 翌2019/20シーズンはセンターフォワードとして覚醒し、リーグ戦32試合出場17得点6アシストをマークして年俸に見合うパフォーマンスを発揮した。しかしこれ以降は相次ぐ負傷による稼働率の低下もあってゴール数を大きく減らし、まったく計算できない選手となってしまった。今季は12月のリーグ戦第16節ボーンマス戦からベンチ入りすらしていない。このプレー時間ではマルシャルの年俸はどうしても高すぎる印象を受けてしまう。 さらに追い討ちをかけるように、今季新加入のFWラスムス・ホイルンドが調子を上げてきている。マルシャルの契約は今季終了までとなっており、現状では更新は難しいと予想される。