コスパ最悪なのは? マンU年俸ランキング1~10位。活躍と金額が見合っていないのは?
7位:アントニー(ブラジル代表) 生年月日:2000年2月24日 推定年俸:1208万ユーロ(約16.9億円) 23/24リーグ戦成績:27試合1得点1アシスト 年俸1208万ユーロ(約16.9億円)で7位にランクインしているのは、ブラジル代表のWGアントニーだ。将来有望な若手を多く輩出するアヤックスで注目を集め、2022年夏に9500万ユーロ(約133億円)の移籍金で満を持して世界的名門の一員となった。 若手でありながら、スター選手揃いのチームの中でも高額な年俸をいきなり手にすることになったアントニーであるが、これまでのプレーぶりからその金額に見合った活躍ができているとは言い難い。プレミアリーグ初挑戦となった昨季はリーグ戦を25試合出場4得点2アシストの成績でフィニッシュした。世界最高峰のリーグへの適応は簡単なことではないが、それを差し引いても期待に十分応えることができなかった。 そして勝負の2年目となるはずだった今季も調子が上がらず、4月27日のバーンリー戦でようやく今季プレミア初ゴールを記録した有り様だ。昨季をも下回る得点関与数で厳しい立場に置かれており、急成長中のクラブ希望の若手、アレハンドロ・ガルナチョに定位置を脅かされている。 前線からプレスをかけて守備面で貢献し、また、リバプールとのFAカップ準々決勝ではチームを救う同点弾を決めたアントニーであるが、このままでは近年の失敗補強の一例となる恐れもあるだろう。
6位:ブルーノ・フェルナンデス(ポルトガル代表) 生年月日:1994年9月8日 推定年俸:1450万ユーロ(約20.3億円) 23/24リーグ戦成績:33試合10得点7アシスト マンチェスター・ユナイテッドの現キャプテン、ブルーノ・フェルナンデスが年俸1450万ユーロ(約20.3億円)で6位にランクインしている。2020年1月にスポルティングCPから移籍して来たフェルナンデスはすぐさま自らの価値を示した。 2020年2月にデビューを果たすと、このシーズンは14試合出場8ゴール7アシストをマーク。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得を目指すクラブの救世主となった。翌2020/21シーズンも勢いは落ちることなく圧倒的なパフォーマンスを見せ、加入時に1088万ユーロ(約15.2億円)だった年俸を現在の金額までアップさせた。 今やフェルナンデスは“赤い悪魔”にとって欠かすことのできない大黒柱となっている。抜群のテクニックとインテリジェンス、正確無比なパスは相手にとって脅威となり、攻撃的MFとしての実力は世界トップレベルだ。 今季は2月まではリーグ戦の成績が3得点5アシストと現地でも不振がささやかれていたが、3月以降は7得点2アシストをマークするなど躍動している。フェルナンデスの年俸は高額だが、大車輪の活躍でクラブを牽引してきた実績を考えれば、金額以上の働きをしていると言えるだろう。