コスパ最悪なのは? マンU年俸ランキング1~10位。活躍と金額が見合っていないのは?
9位:ルーク・ショー(イングランド代表) 生年月日:1995年7月12日 推定年俸:906万ユーロ(約12.7億円) 23/24リーグ戦成績:12試合0得点0アシスト 2023/24シーズンでクラブ在籍10シーズン目となる古参選手、ルーク・ショーが年俸906万ユーロ(約12.7億円)で9位にランクインしている。サッカーイングランド代表の左サイドバックは、サウサンプトンの育成組織からトップチームに昇格し、ここでの活躍によって2014年夏にマンチェスター・ユナイテッドに引き抜かれた。 これまで度重なる負傷や、ジョゼ・モウリーニョ体制下での冷遇にも苦しめられてきたショーであったが、現在の“赤い悪魔”では確固とした地位を築いている。オーレ・グンナー・スールシャールが監督に就任した2018/19シーズンからプレー時間を伸ばしていき、持ち前の高い守備力を発揮してプレミアリーグ屈指の左サイドバックとしてクラブに貢献してきた。 現エリック・テン・ハフ体制下ではセンターバック起用にも応えて選手としての幅を広げており、このポジションでもカバーリング能力やビルドアップ能力の高さを見せて指揮官からの厚い信頼を獲得している。2023年4月には2027年6月までの契約延長を勝ち取った。今季は負傷の影響でここまで12試合の出場にとどまっているが、マルチな活躍を見せるショーは年俸に十分見あった活躍をしていると言えるだろう。
8位:ハリー・マグワイア(イングランド代表) 生年月日:1993年3月5日 推定年俸:1148万ユーロ(約16.1億円) 23/24リーグ戦成績:22試合2得点2アシスト マンチェスター・ユナイテッド所属選手の年俸ランキングで8位につけているのは、イングランド代表のセンターバック、ハリー・マグワイアだ。マグワイアは2019年夏に8700万ユーロ(約122億円)の移籍金でレスター・シティから移籍してきた。だが“赤い悪魔”で彼は紆余曲折のキャリアを送っていると言える。 マグワイアは加入初年度からキャプテンに就任し、チームのディフェンスを統率する存在として君臨していた。しかしかねてからスピード不足やミスの多さが指摘され、2022/23シーズンにエリック・テン・ハフが監督に就任すると出番が激減、本職が左サイドバックであるルーク・ショーよりもセンターバックとしての序列を低下させてしまう。 “不良債権”になりかけたマグワイアは今季開幕前の移籍が取りざたされ、キャプテンの座も剥奪されるなどチームでの地位を失っていたが、ポジションを争うライバルが負傷離脱していた中で2023年10月に今季初スタメンを飾り、以降は主力に返り咲いている。11月度はリーグ月間MVPも受賞しており、年俸の金額に恥じない活躍を見せていた。 昨季の崖っぷちの状況から息を吹き返したマグワイアとクラブの契約は2025年6月までとなっているが、今季の活躍から契約延長を勝ち取ることができるだろうか。