紙幣20年ぶり“新顔” 両替に行列も…新1万円札での支払いに店員も「びっくり」 福沢諭吉には“ねぎらいの声”
“新1万円札”を10枚ゲットした男性 「これから新札がお釣りで来ると考えると、それも楽しみかな」 店員さんは、いきなりの“新1万円札”に驚いたようで… “新1万円札”対応した店員 「あれ?こんなお金だったっけ?って、感じになりました。だんだん慣れてくるのかな」
山本里咲フィールドキャスター(3日午後) 「いま新紙幣が店舗に運ばれてきました」 都内の城南信用金庫・営業部本店には、頑丈なジュラルミンケースに入れられて、新紙幣が到着しました。 山本フィールドキャスター 「いかがですか」 城南信用金庫の職員 「新鮮できれいですね。新しい時代のようなすごいいい感じ」 この店舗では、4日から窓口で両替を受け付けるということです。
20年ぶりとなる新紙幣。新しいお札の顔となったのは、細菌学者・北里柴三郎、教育家・津田梅子、実業家・渋沢栄一の3人。 それぞれのゆかりの地も、歴史的な1日に大盛り上がりとなりました。
新1000円札の顔・北里柴三郎の出身地、熊本県小国町では、くまモンも駆けつけてお祝い。 新紙幣を受け取った人 「やったー、ゲットしました」 くまモンも、新紙幣に興味津々でした。
新5000円札の顔・津田梅子が創設した、津田塾大学の学生たちは「5000」にちなんで5000メートルリレーを行い、“新しい顔”の誕生を祝福しました。 ◇ 駅前ではからくり時計で出迎えてくれる、渋沢栄一の出身地・埼玉県深谷市では… 深谷市民 「すごい人が深谷で生まれてたんだなって」「誇らしい」
自称“日本一渋沢栄一グッズを販売する”ハンコ店の店主は、1時間かけて“新しい顔”を入手。 ハンコ店の店主 「かなり精巧。細かい線があったりとか、こういうのも少しずつ参考にしながらグッズにできれば」 すでに新しいグッズの構想を始めていましたが、3日は2時間早めて閉店し、まずはお祝いで乾杯していました。
一方、約40年にわたって1万円札の顔をつとめてきた、教育家・福沢諭吉。出身地・大分県中津市からは“先生”へのねぎらいの声が上がりました。 中津市民 「生まれたときから福沢諭吉先生だったので、お疲れさまでしたって感覚です」 ◇ 列島が沸いた新紙幣の発行─。 一方で警視庁は、金融機関の職員を名乗る人物が、「旧紙幣が使えなくなる」などとウソを言って、現金をだましとる詐欺行為の相談が複数件寄せられているとして、注意を呼びかけています。 (7月3日放送『news zero』より)