「基本的には夫婦間の問題だが、党の名誉や信頼傷つけた」 国民民主・玉木代表の会見詳報
--議員の活動の中で下支えをするのか
「代表の権限は3カ月間停止ということになるので代表の権限で交渉するようなことはできないし、やらないが、できる限りの努力をして、交渉をサポートできるように汗をかいていきたい」
--政策実現のために代表続行してほしいという世論や国民の声もあった
「党の処分なので、党員の1人として党所属議員の1人として、真摯に処分に従い、受け入れたい」
--「103万円の壁」の引き上げ議論への影響は。また、政府・与党内で引き上げ時期は令和8年1月という話が出ているが
「影響が出ないように交渉の前面に立って今努力をしている浜口氏や古川氏を後方からしっかりバックアップしていきたい。また、これは代表としての意見というよりも一議員として一国民民主所属議員として申し上げるが、(引き上げ時期が)再来年というのはこの選挙でいただいた民意を考えると、とても国民の求めるスピード感ではないと思いますし、物価上昇の中で、手取りが増えないということは、それが再来年に達成したとしても、足元の消費は伸びないし、また企業の売り上げや来年の持続的な賃上げにも結びつかない。年末に結論を得て、来年から実施するというのが民意だ。私も一兵卒として、浜口氏と古川氏を支えて、国民の思いに応える結論が得られるように汗をかいていきたい。
■「裁かれる」とは違う
--「今回の報道について反省しています」とか、「こういう事案が明らかになって」というような言い方をしているが、自分の行ったことが報道されたことを反省しているのか、それとも自分がこの行動をとったことをを反省しているのか、どちらなのか
「プライベートな問題については基本的には夫婦間の問題だと思う。法令に違反し、裁かれる対象のものとは少し性質が違う。ただこの倫理委での指摘は重大な注意義務違反があった、とりわけ党の代表という重い義務や責任を果たすべき地位にあって、その責任が果たせず、結果として、党の名誉や信頼を傷つけたということが処分事由なので、私自身もそういった趣旨のことは倫理委の中でも申し上げた。その結論なので重く受け止め、真摯にこの処分に従いたい」