「くだもの和紅茶」と「浮世絵畳」が、幸福の国ブータンから優れた観光土産として表彰
優秀な観光土産品を表彰する2023年度(第64回)「NIPPON OMIYAGE AWARD」(全国推奨観光土産品審査会)のグローバル部門在東京ブータン名誉総領事館賞に、伝統的な生活と幸福感について考えさせられる山梨県と東京都の土産物が選ばれた。ヒマラヤ山脈の東の端にあるブータン王国は国民の幸福度を重視する国として知られる。
山梨県の土産品で受賞したのは、山梨県産の規格外果物を使ったフルーツティー「くだもの和紅茶」(1080円)。製造元は、同県甲府市の株式会社繭玉(代表取締役・吉田まゆみ)。女性が思わず手に取ってしまいたくなるようなデザインで、特殊な乾燥製法で製造し、砂糖や香料などの添加物は使っていない。国産の和紅茶とドライフルーツを組み合わせた商品で、季節によって果物の種類は異なるが、山梨県産のモモ、ブドウ、キウイなどを使う。 2月20日に東京で行われた表彰式には、株式会社繭玉の代表取締役の吉田まゆみさんが出席し、在東京ブータン王国名誉総領事館から鈴木丈真総領事が受賞を祝った。表彰式会場には、乾燥製法の工程で協力した山梨県南アルプス市の長谷川醸造株式会社の長谷川正一郎社長も来場した。 「くだもの和紅茶」は、食品部門でジャパンショッピングツーリズム賞も受賞した。 もう1点は東京都の安藤畳店による「浮世絵畳」(8800円)。日本の伝統的な生活と密接な関係にある畳に浮世絵を組み合わせており、海外からの観光客が、帰国後に日本で触れた伝統的生活を想起するのにピッタリな土産品となっている。 「浮世絵畳」は民工芸部門で特別審査優秀賞も受賞した。