巨人が前パイレーツのキャベッジを獲得 昨季3Aでトリプルスリーの外野手 チーム課題の5番打者候補
5番候補は大谷の元同僚! 巨人が来季の新外国人として前米大リーグ、パイレーツのトレイ・キャベッジ外野手(27)と入団合意に達したことが17日、分かった。エンゼルスでプレーした昨季はマイナーでトリプルスリー(打率3割、30本塁打、30盗塁以上)を達成し、メジャーに昇格して大谷翔平投手(現ドジャース)とプレーした経験もある左打ちの一塁手兼外野手。チームの課題の5番打者として期待がかかる。 【写真】巨人・坂本がスマホケースに貼っている「笑うアベ」ステッカー。阿部監督が七福神の姿で描かれている 助っ人補強も動き出した。巨人がキャベッジと来季の契約について基本合意し、近日中に発表されるもようだ。 27歳のキャベッジは逆方向にも飛距離十分の打球が自慢の右投げ左打ちの強打者。一塁と外野を守る。エンゼルスに在籍した昨季は3A傘下のチームで107試合に出場し、打率・306、30本塁打、32盗塁で、トリプルスリーを達成した。 同年7月にメジャー初昇格を果たした際には、今季からドジャースに移籍した大谷とチームメートとしてプレー。試合前の練習中に言葉を交わす場面も見られた。22試合で、打率・208、1本塁打と定着はできず、今季はアストロズに加入。45試合で打率・209、1本塁打、1盗塁と苦しんだが、3Aでは13本塁打、22盗塁の成績を残した。 今季終了後にパイレーツへ移籍。この日、MLB公式サイトのアレックス・スタンプ記者が「パイレーツがキャベッジをリリースしたため、海外に出場機会を求めることができる」と報じた。 阪神からFA宣言した大山の獲得を逃した巨人は、5番が補強ポイント。今季は大城卓が56試合、坂本が50試合で先発したが威力を欠き、不動の4番の岡本和との勝負を避けられる場面も多かった。マイナー通算109本塁打のキャベッジが、リーグ2連覇に向けた打線強化のキーマンとなる。