ベテランママ・良浜とやんちゃな3人娘の「美パンダ母娘」に夢中!夏休みはアドベンチャーワールドのパンダファミリーに会いに行こう
アドベンチャーワールドにいる個性豊かな4頭のパンダたち
現在、アドベンチャーワールドにいるパンダ4頭はすべてメス。それぞれに個性があり、“推しパンダ”のもとに何度も足を運ぶファンも多くいます。それぞれどんな性格なのか、陣内さんにお聞きしました。 ⚫︎ベテランママ「良浜」(2000年9月6日アドベンチャーワールド生まれ) 鼻が低くて丸い顔が特徴の良浜。2008年に初めて日本で双子の赤ちゃんを出産した日本生まれのパンダで、これまでに10頭の赤ちゃんを出産したベテランママです。 母親の梅梅に負けないぐらい子育て上手なお母さん。わんぱくな性格で、子どもたちと一緒にいる時期は子どもと共に良浜も夢中になって遊んでいたそう。 肝っ玉母さん的な面もあり、子どもたちがダメなことをしたら叱ったり、危ないと思ったら迎えに行ってあげたりことも。とても食いしん坊で、おいしく竹を食べている様子もまた魅力です。 ⚫︎好奇心旺盛な「結浜」(2016年9月18日アドベンチャーワールド生まれ) 出生時の体重が197gと、それまで同パークで生まれた赤ちゃんの中で最も大きな体で誕生した結浜。初めて見る大きな遊具やすべり台にも物怖じせずにチャレンジする、好奇心旺盛な性格。ピョコと頭がとんがっているのが特徴です。 結浜はアドベンチャーワールドのパンダの中でも一番個性的で、部屋の端っこの隙間に挟まって寝ていることも。竹を食べるポーズも独特です。 取材していた日も、むしゃむしゃと竹を食べていた結浜が突然、のそのそと水場に近づき、水浴びするのかと見守っていると、何もせずに水辺にたたずんでいました。 他のパンダもそうですが、白い毛の部分が茶色くなっている子が多く、なんだろう?と思ったら単なる「汚れ」なのだとか。結浜はもしかして、体をきれいにしたいと水浴びを考えていたの? 「水浴びはしますが、きれい好きな動物ではないので、体をきれいにしようと思って水浴びするわけではないですね。 特に発情期になると、自分のテリトリーをうろうろして相手を探す行動をしますが、パーク内でもこのような行動が見られて、うろうろすると体温が上がり、体を冷やすために池に浸かって水浴びをしたり、夏の時期だったら単純に暑くなって入ったりすることはあります」 ⚫︎小さな体から社長に出世!?「彩浜」(2018年8月14日アドベンチャーワールド生まれ) 体重がわずか75gと、同パークでは過去最も小さな体で生まれた彩浜。一時は命の行方も心配されたそうですが、スタッフの懸命なサポートとお母さんの良浜の愛情をたっぷり受けて、ケガや病気もなく元気に大きくなりました。 どっしりと座る姿はファンから「社長座り」と呼ばれているそうで、小さな体から堂々たる姿に成長しました。 ⚫︎パンダファミリーの末っ子「楓浜」(2020年11月22日アドベンチャーワールド生まれ) アドベンチャーワールドのパンダファミリーは頭のとんがりが特徴で、楓浜もお姉さんの結浜と同じく少しとんがっています。 体重157gで誕生した楓浜は生まれた瞬間から元気が良く、お母さんの良浜のお腹から転げ落ちそうになるなど、よく動き回っていたそうです。 「末っ子の楓浜は今成長期でたくさんの竹を食べる食いしん坊です。大人のメスパンダは100~110kgくらいまで大きくなりますが、楓浜も体重が100kg台に乗り、すくすくと成長しています」 夏休みに「美パンダ母娘」にみなさんも会いに行きませんか? なお次回は、パンダファミリーがどのような生活を送っているのか紹介します。 取材・文/阿部純子