【ムレに注意】「デリケートゾーン」が汗ばむ理由は?臭いの原因になる発汗を防ぐ方法を解説
デリケートゾーンの発汗を防ぐには?
膣周辺が気持ち悪いほど汗ばむときは、次のトリックで不快感を軽減しよう。 ▼吸湿性・通気性の高い素材を選ぶ おりものシートは汗を吸うように見えるけれど、実際は熱を閉じ込めて発汗を促進するので、できるだけ使わないほうがいい。経血量が多いときやサポート力と安心感を高めたいときは、コットン100%のナプキンやおりものシートをチョイスして。合成素材のものよりも通気性に優れており、湿気を上手く逃がしてくれる。 下着も通気性の良いものを。イマイヒェロボ=イップ医師は、ゆったりしたコットン素材の下着を勧める。ワークアウトには吸湿性の高い下着がピッタリ。 また、毛包炎(文字通り毛包の炎症)やカンジダ症といった皮膚疾患のリスクを下げるためにも、ワークアウト後はできるだけ早く着替えて。 ▼トリミングをする ビューティーブランドDermWarehouse創業者のアラン・パークス医学博士によると、アンダーヘアのお手入れは、暑い時期のデリケートゾーンの発汗を最小限に抑えるのに役立つそう。個人の好みではあるけれど、試してみる価値はあるかもしれない。アンダーヘアは汗腺を刺激して、汗の蒸発を防ぎ、悪臭を閉じ込めてしまうことがあるため、トリミングして肌に息をするスペースを与えてあげよう。 ▼低刺激のせっけんやボディソープを使う 適切な商品を使うだけで状況は大きく変わる。パークス博士によると、膣は非常に敏感なので、パーソナルケア商品が中に入らないようにすることが大切。さもないと、膣内のpHバランスが崩れ、感染症のリスクが高まる。 デリケートゾーンが汗臭くても、刺激の強いせっけんは必要ない。「デリケートゾーンには必ず低刺激のせっけんを使いましょう」とイマイヒェロボ=イップ医師。オススメは、セタフィルのディープクレンジングバー、バニクリームのジェントルクレンザー、ダヴの敏感肌用ビューティーバー。サッと洗うだけで、膣周辺が爽やかな匂いに。 ▼パウダーを使う デリケートゾーンが汗ばみやすい人にとっては、水分を吸収するコーンスターチベースのデオドラントパウダー(Vagisilのものなど)が救世主になるかもしれない。パークス博士が言うように、パウダーは外陰部にはたく感じで使い、膣の中に入らないように注意して。タルクベースのベビーパウダー(タルカムパウダー)は、卵巣がんのリスク上昇など、女性の健康に悪影響を与えると言われているので、使うのはやめておこう。 ▼専門家に相談する 異常に汗が出る場合や多汗症が疑われる場合は皮膚科医に相談を。パークス博士によると、病院では発汗を抑える抗コリン薬が処方されることもある。 フリードラー博士の話では、問題の部位にボトックス注射をすることで、半年ほど発汗を抑えることもできるそう。事実、ボトックス注射は慢性的な脇汗に対して使われる一般的な治療法。 結論:デリケートゾーンに汗をかくのは至ってノーマル。パークス博士も「膣周辺の発汗は厄介な疾患の症状ではありません」と言っている。でも、どうしても気になる場合は、上記のテクニックを1つずつ試してみるか、皮膚科専門医に相談をしてみてほしい。 ※この記事は、アメリカ版『Prevention』から翻訳されました。