【バレー】ペルージャ・石川祐希がアタック決定率70%で勝利に貢献。「スパイクは高い決定率で攻撃ができていたので継続していきたい」 CEVチャンピオンズリーグ
プロバレーボールプレーヤーで日本代表の石川祐希が所属するイタリアセリエAの強豪・ペルージャはセリエAで開幕10連勝、CEVチャンピオンズリーグでも3連勝と負けなしの戦いが続いている。
現地時間の1日にはセリエAレギュラーシーズン第10節モンツァ戦をアウェーで行い、3-1 (25-27、25-15、25-17、25-20)で勝利した。 石川は第1セットにワンポイントで起用されるが、デュースの末、モンツァにセットを先取されてしまう。しかし、その後はペルージャが攻撃力に加え、サーブとブロックでも圧倒し、第2・第3セットを連取する。第4セット、6-8の場面で石川が再びコートに入り、すぐにザイツェフの攻撃をブロック。攻撃でも中心的な役割を担い、最後は石川のサービスエースで試合が終了し、開幕10連勝を飾った。
続いて、現地時間の4日にはCEVチャンピオンズリーグ2025 第4ラウンド第3節、ペルージャ対ハルクバンクアンカラ(トルコ)の試合が、TVF Ziraat Baskent Volleyball Hall(トルコ)にて行われた。 久しぶりのスタメン、そしてフル出場となった石川は、トルコの王者ハルクバンクアンカラに挑み、躍動。第1セット、セッター・ジャネッリがサービスエースを決めると、プロトニツキ、石川も強烈なアタックで得点し、25-20でペルージャが先取する。この試合での石川はサーブも好調で、ペルージャが1点を追う5-6の場面で6連続ブレイク。しかし、アンカラもホームの大声援を背に反撃し、試合はデュースまでもつれ込むが、最後はロセルのブロックでセットを連取した。第3セットも接戦となるが、ペルージャが25-23で奪取し、ストレート(25-20、29-27、25-23)で勝利。石川はアタック決定率70%の活躍を見せた。
石川は試合後に所属事務所を通じて、次のようにコメントした。 今日の試合はスタメンで出場でき、3-0でしっかり勝つことができました。サーブはブレイクも取れていた場面もあったので、あとはミスをもう少し減らしていきたいです。スパイクは高い決定率で攻撃ができていたので継続していきたいと思います。レセプション(レシーブ)に関しては相手のフローターサーブに対していいパスを返せましたが、スピンのかかったサーブに対するレセプションにはミスがあり、セッターへの返球の正確性が少し欠けていたので修正していきたいと思います。また 次戦がすぐにありますので、どのようなフォーメーションになってもしっかり勝ちきれるように戦っていきたいと思います。 次戦はセリエA第11節となり、イタリア時間8日(日)15時30分、日本時間同23時30分からピアツェンツァと対戦する。 また、チャンピオンズリーグの次戦(第4節)は、イタリア時間19日(木)20時、日本時間翌4時よりSAINT-NAZAIRE VB Atlantique(フランス)と対戦する。
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