【競輪】全プロ記念は清水裕友が番手から抜け出してSPR賞初制覇
「全プロ記念競輪」(26日、高知) 清水裕友(29)=山口・105期・SS=が、先行した犬伏湧也(徳島)の番手から抜け出して1着。SPR賞初制覇を果たした。直線で鋭く伸びた単騎の荒井崇博(長崎)が2着。中団から外を踏み上げた寺崎浩平(福井)が3着に入った。 絶好の展開でキッチリと勝利をつかみ取った。豪華メンバーによる戦いを制したのは清水だった。 犬伏に前を任せて、後位は松浦悠士(広島)が固める超強力布陣。犬伏が前団をたたいて最終ホームから先行。清水は車間を切って援護すると、最後は決め脚を発揮して抜け出した。 初日優秀は好位からまくって快勝。SPR賞は番手戦での1着。「今年前半は勝ち切れないことがあった。今回は勝ち切れて良かった」と笑顔。一方で「(3番手の)松浦さんと決められなかった反省はある。自分はライン決着が少ないように感じるので、精度を上げていきたい」と気を引き締める。 次走は前橋G3(6月1~4日)、そして岸和田G1・高松宮記念杯(6月11~16日)へと向かう。中四国勢の主軸として、大一番へ抜かりなく仕上げていく。