夏の移籍でどう変わった? J1クラブ市場価値ランキング13位。2億超の日本代表が1試合でさようなら…
2024年の明治安田J1リーグは、夏の移籍市場の登録期間が8月21日で締め切られた。どのクラブも選手の補強や放出の動きがあり、戦力がアップしたチームもダウンしたチームもある。今回はデータサイト『transfermarkt』のデータを基に、J1リーグクラブの総市場価値をランキング化して紹介する。
13位:名古屋グランパス 監督:長谷川健太 J1リーグ順位:14位 総市場価値:1263万ユーロ(約20億2080万円) 最高額選手:キャスパー ユンカー(150万ユーロ/約2億4000万円) 選手の入れ替わりは発生したものの、チーム全体の市場価値は夏の移籍市場前の1283万ユーロ(約20億5280万円)とほぼ横ばいで、市場価値ランキングも前回の13位から変わらない順位となったのが名古屋グランパスだ。 名古屋にとって今夏の一番のトピックはMF相馬勇紀(150万ユーロ/約2億4000万円)の復帰だろう。2018年に名古屋に加入した相馬は、鹿島アントラーズへの期限付き移籍を経た2020シーズンからレギュラーとして定着すると、2023年の冬にポルトガルリーグへ海外挑戦をすることになった。 そこから約1年半の期間が経過した今夏、リーグ戦の順位が14位と低迷している名古屋にとっては救世主として戻ってきた相馬だったが、わずか1試合でチームを去ることになるとは誰が想像しただろうか。 タイミング同じく、平河悠(90万ユーロ/約1億4400万円)がイングランド2部のブリストル・シティに移籍することになり、J1首位という快進撃を支えていた重要なウインガーを失ったFC町田ゼルビアが目をつけたのがその相馬だった。思わぬ事態に、攻撃的なミッドフィルダーの菊地泰智(60万ユーロ/約9600万円)やウイングバックもできる徳元悠平(35万ユーロ/約5600万円)を獲得したが、相馬への期待値が大きかっただけに、今シーズン終了後に「やっぱり相馬がいれば…」という状況になっていないことを祈りたい。
フットボールチャンネル