【高校ラグビー】東海大静岡翔洋、「想定外の展開」から4点差で逃げ切り勝利 県勢は4大会連続の初戦突破
◆全国高校ラグビー第2日▽1回戦 東海大静岡翔洋21―17山形中央(28日・花園) 東海大静岡翔洋が苦しみながらも初戦を制した。前半3分に山形中央に先制トライを許した。「始めにポンと取られて想定外の展開。選手もダメージがあったか…」と津高宏行監督が心配したが、その2分後にキックチャージからの攻撃で同点に追いつくと、前半26分にSO堀井涼太、後半19分には途中出場の快足WTB榊原悠生のトライで加点。ただ、自陣に押し込まれる時間帯が長く、後半29分にトライを奪われて、最後は4点差での勝利だった。 前回出場した22年度大会は、180センチ台の大型選手も擁していた。この日のスタメンで、最長身はフランカー内田とSO堀井の177センチ。FW平均サイズは171センチ、83キロという〝小兵軍団〟ながら、60分途切れない運動量で圧倒するのが持ち味だったが、初戦はゲームプラン通りには運べなかった。 津高監督は「今日みたいな試合では次は勝てない。アタックでもディフェンスでも前に出るラグビーをしないと」とチームを引き締めた。30日の2回戦は、1回戦を88-0の圧勝で飾った関商工(岐阜)が相手。この日の反省を生かして、翔洋として02年度以来、22大会ぶりの3回戦進出に挑む。
報知新聞社