鳥取城北が福岡第一を破りウインターカップ決勝進出…県勢初快挙で福大大濠と頂上決戦
12月28日、高校バスケの日本一を決める『SoftBank ウインターカップ2024 令和6年度 第77回全国高等学校バスケットボール選手権大会』の男子準決勝が東京体育館メインコートで行われ、鳥取城北高校(鳥取県)が前回王者の福岡第一高校(福岡県)を下し、鳥取県勢初の決勝進出を決めた。 試合序盤は互いに守り合うロースコアな立ち上がりも、ペイント内の攻防で優位に立った鳥取城北が17-13とリードして第1クォーター終了。第2クォーターは福岡第一が宮本聡を起点に速攻を繰り出したが、応戦した鳥取城北もハロルド アズカ、新美鯉星、伊東和真が立て続けに3ポイントを成功。互いに持ち味を発揮し、初の決勝進出を目指す鳥取城北が41-34とリードして折り返した。 ハーフタイム明けの第3クォーターは、鳥取城北がセカンドチャンスからの加点に、お株を奪うファストブレイクも繰り出し、56-42までリードを拡大。追い詰められた福岡第一は、最終第4クォーターに連続得点の好発進を見せたが、鳥取城北の田中碧月、豊村豪仁が要所で流れを断ち切るプレーを披露し、新谷勇晴が連続スリー。最後はリードする鳥取城北が時間も使いながら突き放し、最終スコア81-58で勝ちきった。 鳥取城北は、オフェンスリバウンド19本を含むチームリバウンド数で60-43と福岡第一を圧倒。18得点19リバウンド3アシスト4ブロックでダブルダブルを達成したアズカを筆頭に、ベンチスタートだった面々も含む合計5選手が2桁得点と躍動した。 一方、連覇を目指していた福岡第一は、双子の宮本聡と宮本耀がともに16得点、宇田ザイオンが10得点、シー ムサが8得点19リバウンドと奮闘したが、勢いに乗る鳥取城北に押し込まれ、3大会連続の決勝進出とはならなかった。 快進撃を見せてきた鳥取城北は、鳥取県勢として初のウインターカップ決勝進出。明日29日12時から行われる頂上決戦では、U18日清食品トップリーグとの高校2冠がかかる福岡大学附属大濠高校(福岡県)と対戦する。 ■試合結果 <東京体育館 カップヌードルコート> 福岡第一 58-81 鳥取城北 福岡第一|13|21| 8|16|=58 鳥取城北|17|24|15|25|=81
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