ゴールデンウィーク移動中の車酔い対策は?…旅行医学の専門医に学ぶ!旅を健康的に楽しめる方法【医学博士 溝尾朗】
オススメのレジャー&食事
<食事で眠気予防・疲労回復> 血糖値の急激な変動は眠気やイライラにつ ながるので、到着してすぐの食事選びも大切だそうです。先生のオススメは、そば。そばは食後の血糖値の上昇が緩やかになるのだとか。なかでもオススメは十割そばだそうです。さらに「鴨せいろ」にすると日頃の疲れも回復!鴨肉はビタミンB群や鉄分が豊富で、肉体疲労・倦怠感・ストレスなど様々な疲労に効果的。疲労回復に良いとされる豚肉と比べてもビタミンB2と鉄分が多いそうです。 <物作りでストレス緩和> 先生がオススメするレジャーは陶芸やアクセサリー作りなどの物作り体験。慣れない作業に没頭する事で不安や心配事を感じる余地がなくなるマインドフルネス(五感に意識を集中する状態)のような作用が働き、ストレス緩和につながるそうです。さらに、イチから完成させる事で大きな達成感が生まれドーパミンが分泌。幸福感が得られるそうです。 <動物との触れ合いで癒やし> 癒しを求める方には、牧場や動物園など動物との触れ合いがオススメ。欧米では、アニマルセラピーの一つとして、ホースセラピーが治療として浸透。馬との触れ合いが精神を安定させ、癒やしにつながるのだとか。また、森林浴も五感を通じてリラックスできるのでオススメだそうです。ただし、山などに行く場合は虫刺されに注意!2~3時間に1回は虫除けスプレーを塗りましょう。
満足できる食事のルールと翌朝の賢い過ごし方
<「2口ルール」で食べ過ぎ予防&満足感アップ> 先生曰く、バイキングでは量を少なく品数を多く取るのがポイント。取る量は2口分を意識して選びましょう。2口分にする事で早食い・ドカ食いになりにくく、味わって食べるので自然と咀嚼回数が増え、満腹中枢が刺激されるのだとか。そして、食べる順番は野菜から。咀嚼回数が増えてより満足感がアップするそうです。 <快適な部屋での過ごし方> 乾燥対策として、加湿器がない場合は濡れタオルを部屋に干すなどして湿度を上げる事が大事。また、なかなか寝付けない人や、環境の変化に敏感な人は、普段着ている寝巻きを持って行くと良いそうです。 <朝の過ごし方で便秘・下痢予防> 旅先では下痢や便秘になる方もいます。食べ物の変化やストレスなどで胃腸に負担がかかる事が原因だそうです。それを予防するのにオススメなのが、朝のウォーキング。朝食前30分ほど歩くことで全身の血流量がアップ。胃腸の働きが活発になり、消化を促してくれるので、便秘や下痢の予防につながるそうです。 <無理のない計画で旅を健康的に楽しみましょう> 先生によると、旅をよくする人は健康寿命が伸びるという研究もあるそうです。しかし、予定を詰め過ぎてバタバタすると逆効果にもなり得るので、無理のない計画を立てる事が大切だそうです。 (2024年4月28日(日)放送 CBCテレビ『健康カプセル!ゲンキの時間』より)
CBCテレビ