トイレットペーパーは「ダブル」と「シングル」どちらが節約になりますか? 普段使っているメーカーではどちらも「500円」なのですが、シングルのほうが長い分“お得”なのでしょうか?
トイレットペーパーにはシングルとダブルの2種類がありますが、同じ値段に設定しているメーカーも多いです。そのため、「一体どちらを買えば節約になるのか」と疑問に思う人もいるでしょう? この記事では、トイレットペーパーのシングルとダブルはどちらが節約になるのかについて解説するとともに、家庭でできるトイレの節約方法についても紹介します。 ▼節約のためにトイレを「3回に1回」だけ流すのは危険! 節約効果とデメリットを解説
理屈上はシングルとダブルのどちらを使ってもコストは変わらない
トイレットペーパーを使うのは、汚れをふき取るためです。そのために必要な紙の厚みはシングルでもダブルでも変わりません。シングルのトイレットペーパーは、1ロールの長さがダブルのおよそ倍になっています。一方、紙が2枚重ねになっているダブルのトイレットペーパーの厚みはシングルの倍程度です。 十分な厚みの紙を巻き取るのに仮にシングルなら4回転必要だとすると、ダブルであれば2回転で済むでしょう。紙の全体の長さはシングルがダブルの2倍であるため、価格が同じならお尻を1回拭くのに必要なコストはほとんど変わらない計算になります。 つまり、トイレットペーパーのシングルとダブルは、どちらを買っても理屈上はほとんどコストが変わらないのです。 ■実際はシングルのほうが節約になる可能性が高い 前述の内容は、あくまでも理屈上の話です。実際にトイレットペーパーを使う場面では、シングルのほうが節約になる可能性が高いでしょう。 トイレットペーパーの巻き取りは、小さい頃から繰り返してきた習慣的な行為です。そのため、シングルでもダブルでも、無意識のうちに同じ程度の回数で巻き取ってしまいがちです。 ダブルをシングルと同じくらいのコストで使うには、巻き取り回数を抑えるよう意識する必要があります。しかしトイレでこのようなことに気を払うのは、人によってはストレスに感じてしまうかもしれません。 「トイレくらい自由にさせてほしい」と思う人もいるかもしれません。同じ巻き取り回数ならシングルのほうが紙の量が少なく済むため、節約になる可能性が高いでしょう。 ■1回のトイレでどれくらい使う? ちなみに、私たちは1回のトイレでどれくらいのトイレットペーパーを使うのでしょうか。日本トイレ協会が2019年に実施した調査によると、トイレットペーパーの使用量は図表1の通りです。 図表1