駒大、山川拓馬の激走で2位 藤田敦史監督「強い」、大八木弘明総監督「(箱根で)2区も5区も走れる」
◆学生3大駅伝第2戦 全日本大学駅伝(3日、名古屋市熱田神宮西門前スタート~三重・伊勢市伊勢神宮内宮宇治橋前ゴール=8区間106・8キロ) 今季開幕戦の出雲駅伝(10月14日、島根・出雲市=6区間45・1キロ)を制した国学院大が、伊勢路でも強さを見せつけ、全日本大学駅伝初優勝を飾った。駒大は、最終8区の山川拓馬(3年)がゴール直前に青学大をかわし2位に入った。2区の時点で16位と厳しいレース展開が予想された駒大だったが、3区の伊藤蒼唯(3年)、7区の主将・篠原倖太朗(4年)らが快走し、一気に順位を押し上げた。 8区の山川は、57分09秒で区間賞を獲得。1995年に早大の渡辺康幸がマークした日本人区間最高タイムの56分59秒にはわずかに届かなかったが、タスキを受けた時点で2分以上あった青学大との差をひっくり返す激走。駒大の強さを証明した。これには藤田敦史監督も「強い!あれはエースの走りですよ」と笑顔で称賛し、大八木弘明総監督も「渡辺康幸さんに近い力を持っている。(箱根駅伝では)2区も5区も走れる」と太鼓判を押した。
報知新聞社