5年目のキャンプ「いつになってもアピールする立場。今年こそ開幕投手を任せてもらえるように」【宮城大弥の一生百錬 僕が僕であるために】
僕なりのプラン
ケガをしないように体に目を向けつつ、しっかりとアピールするキャンプ
あっという間の1カ月。キャンプも間もなく打ち上げとなり、オープン戦へと進んでいきます。その前に、今回はキャンプについてお話しをしたいと思います。 入団5年目、今春で5度目のキャンプとなり、練習の流れも把握できているので、良い意味で慣れを感じているキャンプですが、意味や位置づけは1年目から変わりません。僕にとってのキャンプは、『アピールの場』。何年たっても、どれだけ経験を積んでも、僕はアピールする立場だと思っています。新しいシーズンになっても投げさせてもらえる保証はどこにもない。自分でつかみ取っていかないといけない。そのための『アピールの場』がキャンプです。『開幕に向けた調整』のイメージを持つ方もいるかもしれませんが、それは1月までなんです。 特に今年は『開幕投手』を任せてもらえるようにアピールしていく、と思ってキャンプを過ごしました。本音を言えば、2年目から開幕投手を狙っていたんですけど……由伸(山本由伸)さんの高いカベもありましたし、昨年はWBCもあってペータに先を越されてしまったので(笑)、『今年は!』の思いが強いんです。 とはいっても、それは気持ちの部分。アピールと言ってもガムシャラにやればいいわけではないのは分かっています。焦ることなく、自分自身に必要なことを、しっかりやっていくことが大事。なので、今年は・・・
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週刊ベースボール