日本人と結婚したフランス人女性 初めて過ごした日本のお正月で感じた母国との違いとは
日本のお正月を過ごして感じた母国との違い
お正月の過ごし方は国によってさまざま。フランス出身のアマンディーヌさんも、日本と母国との違いを感じて驚いていました。 「日本は、お正月になると実家へ帰省する人が多いことに驚きました。フランスだと、お正月は友人とパーティーをする人が多くて、帰省する人をあまり見たことがありません」 フランスはクリスマスの期間が長く、年末年始もその期間に含まれ、日本のようにクリスマスとお正月が分かれていないといわれています。また、家族や親戚が集まるのはクリスマスで、年末年始は友人らと過ごすのが一般的です。 母国とはまったく異なる雰囲気のなかで過ごした年末年始ですが、アマンディーヌさんはそんなところに魅力を感じていました。 「感覚的なところになりますが、フランスよりも日本のほうが、新しい年を迎えるという雰囲気を感じることができます。スーパーマーケットへ行くと鏡餅が売っていたり、お正月のための料理が並んでいたりして、お正月ムードを感じることができました。また、福袋が並んでいることもお正月らしさを感じました。年末年始セールというのを、フランスではあまり耳にしたことがなかったので。日本では、お正月時期に特別感を味わうことができました」 違いを受け入れながら、日本の文化や習慣を大切にするアマンディーヌさん。新たな年も玄徳さんとともに、実りのある一年を過ごせますように。 ◇アマンディーヌ フランス生まれのフランス人。10歳以上も歳の離れた兄の影響で、1歳の頃から日本のドラマや音楽を観聴きし、情報や文化に触れ、日本に興味を持ち始める。2015年、16歳のときに1か月間、ホストファミリーの家で暮らしながら日本の語学学校に通う。その後、2018年に日本の大学へ1年間の交換留学。そこで、のちに夫となる玄徳さんと出会い、結婚。2021年に、夫の玄徳さんと一緒にYouTubeチャンネル「ボンソワールTV BonSoirTV」を開設。現在は、登録者数68万人超を誇る大人気チャンネルに成長している。
Hint-Pot編集部