<青い誓い・センバツ選手紹介>/9 大阪桐蔭 前田悠伍投手/金光大阪 武富匠汰投手 /大阪
◆大阪桐蔭 ◇強気な投球「沸かせる」 前田悠伍投手(1年) 伸びのある145キロの速球が光る1年生左腕。昨秋以降の公式戦11試合の防御率は0・78がその実力を証明する。気持ちの強さに自信があり、どんな場面でも自分がしたい投球ができると分析する。 昨秋の府予選準決勝・履正社戦は試合前、野球を始めて最も気持ちが高ぶった。好敵手相手に先発して9回を完投でき、精神面で成長できたと振り返る。 「甲子園では強気な投で会場を沸かせたい」と、センバツを見据えている。 ◆金光大阪 ◇高めた速球の制球力 武富匠汰(しょうた)投手(2年) 昨秋の近畿大会準決勝・和歌山東戦での投球を悔やんでいる。3点を追う六回から救援登板したが制球に苦しみ、2回で被安打6、失点5を喫した。だが、「絶対に手を抜かない」という気持ちで練習に取り組み、183センチの長身から投げ込む力と角度のある速球の制球力を高めている。 憧れているのは、米エンゼルス・大谷翔平投手だ。「どんな相手にも敬意を払っている」姿を見習いたい。 映画鑑賞が趣味で、将来の夢は体育教員。