「紫金山・アトラス彗星」が見ごろ 10月中旬、肉眼でも観測のチャンス 尾を引く姿がSNSで話題に
16日以降、最も観測しやすい
国立天文台によると、10月中旬に入ると、夕方の西の低い空で観察できるようになるといいます。 ただ、日の入り1時間後の彗星の地平からの高度は12日でわずかに1度(東京の場合)。日が経つにつれ高度は上がるものの、15日でも14度と低く、この時期の観察は相当難しいと思われます。 16日ごろからは彗星の高度がやや高くなります。日の入り1時間後の高度は16日に17度、20日には28度まで高くなります。 明るさは少し暗くなりますが2~4等ほどと予想され、彗星が最も観察しやすくなる時期となりそうです。双眼鏡や望遠鏡を使うと観察しやすいでしょう。 国立天文台では「適切な設定をしたカメラでは、彗星の姿を撮影することができそうです。彗星の尾が伸びることも期待されますので、工夫するなどして撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか」と呼びかけています。