3校で計120人減 小松明峰、鶴来、野々市明倫 25年度の公立高定員、県教委が公表
●2年連続マイナス、7360人 石川県教委は13日、2025年度の公立高校などの募集定員を公表した。来年3月の中学校卒業者が今年より減少する見込みで、全日制では小松明峰、鶴来、野々市明倫の3校で各1学級40人ずつ、計120人減らす。定員減は2年連続で、総定員は185学級7360人となる。 13日に県庁で開かれた県教育委員会会議で決定した。 県教委によると、25年3月の中学校卒業者は前年比313人減の9693人の見込み。地区別では、金沢を中心とする県央が前年比97人減の6580人、県北(宝達高以北)は112人減の1131人、県南(寺井高以南)は104人減の1982人となる。 県教委は、地域性や近年の入試倍率、学校規模などを考慮して学級数の削減を決めた。能登半島地震で被害の大きかった県北では、生徒数の減少が他地域より多いものの、仮設住宅の設営が進み、地元に戻ってくる生徒が一定数いることを考慮し、定員数は変更しなかった。 全日制以外の募集定員は、定時制480人、通信制240人、錦丘中120人と今年度と同数となる。特別支援学校は各中学校を通じて入学希望者数を確認し、今年度より17人多い361人とした。 来年の公立高全日制の一般入試は3月11、12日で、合格発表は同19日に行われる。県教育委員会会議では、募集定員の変更に伴い、関係規則の一部改正を了承した。