鳥居みゆきさん(43)から多様性へのメッセージ!大人も子どもも、ありのままの自分で生きるには? |STORY
お笑い芸人としてだけでなく、俳優や小説家、絵本作家としても活躍している鳥居みゆきさん。その一方で、周りからは「変なやつ!」と言われ続け、幼少期からずっと生きづらさを抱えてきました。ひとりひとり、得意不得意があって、みんなでこぼこ。そのでこぼこの隙間をみんなで埋めあっていけば優しい世界になるはずと鳥居さんは話します。一つ一つの言葉が胸を打つ、鳥居みゆきさんからのメッセージです。 【写真あり】「やっと自分を見ることが嫌じゃなくなった」鳥居みゆきさんの表情
多様性という言葉が逆に苦しくしているのでは?
昔は、多様性って言わなくても多様性だったはず。いろんな子がいるのがいいよねの空気感があったのに、バチッと区切り出したから、多様性って言わざるを得なくなってきてるんじゃないかな?と、そんな気がします。私は病院に行ってませんが、おそらく行ったら病名をつけられると思います。だけど、それは自分にとって必要ないから行っていないだけで、行って安心できる人がいるのだったら行ったほうがいいと思います。親御さんも大変ですよね。親としては病院で診断を受けさせてあげたいと思うけど、祖父母に反対される人もいると聞きます。世間体を気にして行かせるな、病名をつけさせるなと。 父母は、心が大変だと思います。普通と変があって、変って悪い意味じゃなかったはずなのに、普通の人が上になっていませんか? 普通以外はNGって、その考えのほうが変ですよ。普通ってそんなに偉いんですかね? 例えば、新紙幣に載ってる歴史をつくってきた人たちとか、突き詰めて勉強している人って変な人が多いじゃないですか。変な人たちの努力で成り立っている世の中なのに。個々人の嫌い・無理みたいなものを、変って言っているように思えてなりません。 前は、変って面白かったはずなのに…。もっと言っていい世の中にしてもいいんじゃないかな。逆に、「変というのはやめろ傷つくから!」というのは個人差があるように思います。多様性多様性と声高に言って、押し付けるのは多様性じゃないんじゃない? 矛盾しているように思います。でも、その矛盾でさえもなんとも思わない、許せる世の中にしていくことがいいのかなーと! でこぼこは発達障害で言われている言葉でもありますが、そういう子だけじゃなく普通と思ってる人も実際みんなでこぼこ。みんなで隙間を埋めればいいと思います。その界隈で補いあってね、だけじゃなくて、みんなで埋め合えばいいと思うんです。