【バドミントン】「後悔のないように、自分の100パーセント、120パーセントを出したい」(大堀彩) パリオリンピックに向けて直前合宿中!
パリ五輪に出場する日本代表は、7月11日から味の素ナショナルトレーニングセンターで直前強化合宿を実施している。7月12日、メディアに向けて練習を公開し、選手が囲み取材に応じた。 以下は女子シングルスに出場する大堀彩のコメント。 ――体の状態に関しては 多少のケガはもちろんあるんですけど、それほどひどくはないので、気持ちでカバーしているかなと思います。五輪レースやその後の大会も含め、スケジュール的にもハードだったので、ケガや痛みがだいぶ出ていたのですが、その後、少しずつ痛みも軽減して、今は本当に元気な状態で合宿に入れています。今の時点ではすごくいい形で準備ができていると思います。このあともケガをしないようにというのが一番。このコンディションを維持して、いい形でパリに入っていければいいのかなと思っています。 ――パリ五輪に向けて、今の心境は 一番はとうとうやってくるなというイメージ。レースが終わったときにはまだ大会まで3カ月くらいあって、ゆっくり考える時間があったのですが、今は本番が近づいてきているので、緊張感が日に日に増しているところです。 ――オリンピックでの目標は もちろんメダルというのはみんながめざしているもので、私自身もそこを一番の目標にはしていますが、今まで結果を求めすぎて失敗してきた過去がたくさんある。オリンピックは何度も経験できる舞台ではないので、結果以上に、自分自身のすべてを出し切れたら、どんな結果であれ後悔はないのかなと思います。今大会は本当に後悔のないように、自分の100パーセント、120パーセントを出し切れるような、そんな大会にしたいなと思っています。 ――120パーセント出すためには何が必要になるか 練習での準備というのも大切ですが、自分の中では心の準備というのがより大切だと思っていて。考え方や心のもちようでプレーも180度変わってくる。そのへんを充実した準備をしていければ、目標を達成できるのかなと思います。 ――この合宿のテーマは ケガをしないのは大前提で、その中でもいい形で自分を追い込んで、2週間後にいいコンディションにもっていければ。あとは今日(12日)、ドローが出るので、戦術的な部分も準備していきたいです。戦術を立てることの大切さというのもこの1年で学んだことでもありますし、相手を知るのも本当に大切だと思うので、そういう部分も含めて準備してパリに入れればと思っています。 ――試合以外で楽しみなことは すべてが初めてなので、全部楽しみではあるんですけど、母は私が海外で試合をするのを見るのが初めてなので、そういう意味で、いい姿を見せたいなという気持ちはあります。
バドミントン・マガジン編集部