セルティック古橋亨梧&旗手怜央の“放出論”に地元メディアが異論「ピークなのに売却するのが理に敵っているのか?」
「大舞台に強いことを何度も証明してきた」
プロサッカー選手がひとつのクラブでキャリアを終えることは少ない時代となった。ほとんどの選手が移籍を経験する。どのタイミングでチームを変えるかは重要だ。 【動画】プレミア王者シティから奪った古橋亨梧の秀逸弾 同時に、経営的な目線も持たなければならないクラブにとっても、選手の売却のタイミングを見極めることは大切だろう。どれほど優れた選手でも、巨額の移籍金を手にできるうちに手放したほうが良いとの考えもある。一方で、市場価値を考慮してチームにとどめるべきというケースもある。 セルティックで2年半以上を過ごした日本人選手たちにとっても、同じことが言えるかもしれない。クラブはこの夏、古橋亨梧や旗手怜央を売却すべきなのか。『Glasgow Times』の考えは違うようだ。 この夏、セルティックはフィールドプレーヤーの補強が進んでいない。同メディアは7月25日、「おそらく今夏はできるだけ堅実にスカッドを保つことが重要だったのだろう」と報じている。 「キルマーノックの監督はそう言っていた。昨季安定していたスカッドを保つことが目的だ。キョウゴ、ハタテ、マット・オライリーに関するブレンダン・ロジャーズ監督の観点も同じかもしれない」 Glasgow Timesは「エリートクラブを除き、どんなクラブでも、選手の価値を最大化させるために、適切なタイミングで売却する必要がある」と続けた。 「キョウゴはタリスマンであり、大舞台に強いことを何度も証明してきた。それは彼がベストにあるときだ。29歳の彼から本当の資金を得られることはないだろう。まだピークにあるうちに売却するのが理に敵っているのだろうか? そうではないだろう」 「ハタテは昨季、何度もケガに見舞われたひどいシーズンだった。ベストの状態に戻り、それからどれだけ利益を得られるかセルティックが見極められるようになるのが、全員にとって最善だろう」 セルティックに欠かせない主力として評価され、グラスゴーの熱狂的な環境でプレーすることへの満足感も表している古橋と旗手。だが、スコットランドを飛び出してのステップアップを期待する声もある。本人たちもより高みを目ざしているだろう。 29歳の古橋と26歳の旗手には、どんなキャリアが待っているのか。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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