西岡良仁、世界50位を下して2回戦へ! ウィンブルドンで3年ぶり白星[ウィンブルドン]【テニス】
西岡良仁、世界50位を下して3年ぶりウィンブルドン2回戦へ
現地7月2日、「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン)男子シングルス1回戦が行われ、西岡良仁(ミキハウス/世界ランク90位)は、ヌーノ・ボルジェス(ポルトガル/同50位)を6-2、7-6(6)、2-6、6-3で下し、同大会3年ぶりの2回戦進出を果たした。 【画像】西岡良仁が2回戦へ!「ウィンブルドン」男子シングルス組み合わせ 今季前半戦はなかなか勝利を挙げることができずに苦戦していた28歳の西岡。だが、今大会の前哨戦「ロスシー国際」(イギリス・イーストボーン/ATP250)では、予選を突破し勝ち進むと、今季初となる8強入りを果たしている。「ウィンブルドン」は4年連続7度目の出場。最高成績は2021年の2回戦となっている。 初戦の相手となったボルジェスとは、今季2度対戦。2月のATP500アカプルコ1回戦では西岡がフルセットで勝利しているものの、5月のチャレンジャー大会ではフルセットで敗れ、1勝1敗となっている。 今季3度目の対戦となったこの日の試合では、西岡は無理に攻めることなく落ち着いたストローク戦で、ボルジェスにプレッシャーをかけていく。攻守にわたってラリーを支配し、ミスを引き出して0-1から2度のブレークに成功して5ゲームを連取し6-2と、西岡が先手を奪った。 互いにチャンスを与えずに拮抗した展開となった第2セットでは、5-5の第11ゲームで降雨により約1時間の中断。再開後、第12ゲームで西岡は0-40のピンチを迎えたものの、集中し直して3本のセットポイントをしのいでサービスキープする。タイブレークでも3-6から怒濤の粘りを見せて3本のセットポイントをセーブ。すると、6-6で相手がダブルフォールトし、このチャンスを逃さずに7-6(6)でセットを奪った。 計6本のセットポイントを防いでセットを連取したことで、流れに乗る西岡は第3セットでも堅い守備でボルジェスのミスを誘い、序盤でリード。だが、第3ゲームでのブレークを皮切りにリズムを失い、2-6でボルジェスにセットを奪われた。 トイレットブレークで一息入れた西岡は切り替えて第4セットへ。我慢強くサービスキープしていくと、4-3の第8ゲームでチャンスが訪れる。これを確実に生かして、5-3とサービング・フォー・ザ・マッチとし、直後のサービスゲームではボルジェスの追い上げも振り切り、同大会3年ぶりに2回戦進出を決めた。試合時間は、2時間28分だった。 昨年の「全仏オープン」(フランス・パリ)以来となるグランドスラム2回戦に進んだ西岡は、2回戦で第20シードのセバスチャン・コルダ(アメリカ/同21位)とラッキールーザーで本戦入りしたジョバンニ・ムペシ・ペリカール(フランス/同58位)の勝者と対戦する。
Tennis Classic 編集部