【ボクシング】中谷潤人25年の目標は「王座統一」27歳誕生日に誓う
プロボクシングWBC世界バンタム級王者中谷潤人(27=M・T)が2日、自らの27歳のバースデーに始動した。2月24日に東京・有明アリーナで同級6位のダビド・クエジャル(23=メキシコ)との3度目防衛戦を控えた同日、相模原市の所属ジムで25年最初のトレーニング。日本スーパーバンタム級1位の石井渡士也(23=RE:BOOT)と4回のスパーリングを消化し、今年の目標に「王座統一」と色紙に記した。 中谷は「25年の目標はいろいろあるのですけれど」と前置きした上で、こう続けた。「統一戦というのは1つやるべきこと。そこを第1として。達成できれば、おのずと強さを求めていけば(ファンにも)分かってもらえると思う。期待していただけるファイトができればと思う」。 既に他団体の同級王者となるIBF世界同級王者西田凌佑(28=六島)、そしてWBA世界同級王者堤聖也(29=角海老宝石)からも統一戦のラブコールを送られている。王座統一して同級最強を証明するとともに、井上尚弥(31=大橋)が4団体を統一しているスーパーバンタム級転向&世界4階級制覇も視野に入れる。中谷は「もちろん年内(スーパーバンタム級転向)の可能性はあると思う。パフォーマンスを落としてまでとどまりたくない。流動的ですけれど、戦いながら決めていきたい」とも口にしていた。【藤中栄二】