【町田】黒田監督31年前TV観戦のJリーグの日に勝利「今でも信じられない状況」「何歳からでも」
<明治安田J1:町田2-1C大阪>◇15日◇第14節◇Gスタ FC町田ゼルビアが「Jリーグの日」にホームでセレッソ大阪を2-1で勝利した。 Jリーグ開幕の93年5月15日を、ホテルマンとして寮のテレビで観戦していたという黒田剛監督(53)が記念日を白星で飾った。 長く率いた青森山田高を強豪に育て上げ、昨季から当時J2町田でプロの世界に飛び込んだ。監督就任初年度で優勝すると、初挑戦のJ1でも上位争いを演じている。「なかなかその世界にいくなんて到底思いもしない中で、これまで30年ずっと高校サッカーも含めてやってきましたけど、ちょっとそういうことを考えると感慨深いところもある」としみじみ。「あの時テレビでみていたJリーグというステージに、自分がたどり着いたというか、そこに自分のステージを移して勝負をしているというところにすごく今でも信じられない状況でもある」と語った。 強い覚悟を持って取り組んでいる。「何歳からでもチャレンジできるなという、気持ちさえあればどこでも何歳からでもチャレンジはできることを全国にみせていきたい。先頭を切って走って行きたい」と言い切る。自身が身をもって示すことで、サッカー界だけでなく、世の中の人々に勇気を与えると考えている。スポーツ界全体を明るくする使命感に燃えている。