長崎県五島市で、今年一年の無病息災を願う正月の伝統行事「獅子こま舞」が今月3日に行われました。 【写真を見る】獅子方だけが舞う古式の獅子舞「獅子こま舞」【長崎県五島市】 300年以上前から五島市三井楽町に伝わる「獅子こま舞」は、頭（かしら）を持つ獅子方（ししかた）だけが舞う、昔ながらの獅子舞です。 今月3日、保存会の一行が貝津神社で初舞を奉納したあと、コロナ禍を経て5年ぶりに地区の家々およそ15軒を回りました。 「（頭を獅子に噛まれて）少し痛かったです。良い年になりそうです」 「こわ～い」「初めて見たのですごいなと思った」 「やっぱりこれがないとダメね正月じゃないですよ。これはずっと続けてもらいたいですね」 県の無形民俗文化財にも指定されている獅子こま舞。地区の伝統を受け継ぎながら家内安全と無病息災を祈願しました。