古い古い友人の話 ~ジャパンのバンクーバーでのカナダ戦を前に~
フィジーとルーマニアをそれぞれ13-3と19-11で破り、フランスには13-19と届かず、準々決勝ではオールブラックスに肉弾戦を挑み、13-29と渡り合った。大勝も大敗もないところに凄みがある。
フランカーのゴードン・マッキノンのタフネスを思い出す。その後、なにをしているのかと調べたら、2015年、クロスフィット・ゲームズの「55歳-59歳」のワールドランク1位だった。
先のパリ五輪。女子7人制のカナダは銀メダルを獲得した。かたや男子の15人制は、昨年のワールドカップ出場を初めて逃がすなど近年は精彩を欠き、再建と飛躍を期す。
直近のテストマッチは7月7日、オタワでスコットランドに12-73の完敗、同12日には同じ競技場でルーマニアを35-22で退けた。ジャパンは6月と7月、イングランドに17-52、ジョージアに23-25、イタリアには14-42と連敗を喫した。
ちなみに本年のシックスネーションズ、スコットランドはエジンバラでイングランドから30-21の白星を挙げ、敵地のイタリア戦を29-31で落とした。ジョージアは3月2日にルーマニアを本拠地トビリシで43-5と圧倒している。比較にさしたる意味はないものの、キックオフ前のイメージはわく。桜の花とカエデの葉、机上の力関係は、さて、どう転がるか。
藤島 大