【MLB】ドラフト・ロッタリー ナショナルズが球団史上3度目の全体1位指名権を獲得 全体2位はエンゼルスに
日本時間12月11日、来年のドラフトの指名順を決めるロッタリーが開催された。MLBのドラフトでは過度なタンキングを防止するために、2023年からロッタリーの制度が採用されており、全体1位から6位までの指名権はポストシーズンに進めなかった18球団を対象に、抽選で決められている。今回のロッタリーでは、ナショナルズが球団史上3度目となる全体1位指名権を獲得。全体2位指名権はエンゼルス、全体3位指名権はマリナーズに与えられた。 2024年シーズンの主要アワード受賞者まとめ ナショナルズが全体1位指名権を得るのは2009年(スティーブン・ストラスバーグ)、2010年(ブライス・ハーパー)に続いて3度目。過去2回の全体1位指名ではスーパースターを手に入れることに成功しており、来年のドラフトでも未来のスーパースターを指名することになるだろう。 ロッタリーの結果、低オッズながら高順位の指名権を獲得したのは、マリナーズとカージナルスの2球団だ。今季の勝率順に決められるオッズでは、カージナルスが13番手、マリナーズは15番手だったが、運に恵まれてマリナーズは全体3位、カージナルスは全体5位の指名権を得ることに。逆に、最もオッズが高かったロッキーズとマーリンズは、それぞれ全体4位と全体7位にとどまった。 なお、収益分配金の「受け手」の球団は3年連続、「払い手」の球団は2年連続でロッタリー対象の指名権を得ることができないというルールがあるため、アスレチックス(2023年に全体6位、2024年に全体4位)とホワイトソックス(2024年に全体5位)はロッタリーの対象外に。ルールに従い、ホワイトソックスに全体10位、アスレチックスに全体11位の指名権が与えられている。 ロッタリーで決まったドラフト1巡目の指名順は以下の通り。メッツ、ヤンキース、ドジャースはぜいたく税ライン超過のペナルティにより、最高順位の指名権が10ランク後退することが確実なため、ここでは除外している。 1 ナショナルズ 2 エンゼルス 3 マリナーズ 4 ロッキーズ 5 カージナルス 6 パイレーツ 7 マーリンズ 8 ブルージェイズ 9 レッズ 10 ホワイトソックス 11 アスレチックス 12 レンジャーズ 13 ジャイアンツ 14 レイズ 15 レッドソックス 16 ツインズ 17 カブス 18 ダイヤモンドバックス 19 オリオールズ 20 ブリュワーズ 21 アストロズ 22 ブレーブス 23 ロイヤルズ 24 タイガース 25 パドレス 26 フィリーズ 27 ガーディアンズ