家族と仲間と正月休み満喫 長野県松本市中心市街地にぎわう
中信地域の行楽地やレジャー施設は正月三が日、大勢の観光客や帰省中の家族連れなどでにぎわった。新春を迎え、のどかでおめでたい雰囲気の中で街歩きを楽しんだり、体を動かして寒さを吹き飛ばしたりしていた。 長野県松本市中心街は3日、うっすらと雪化粧した。国宝松本城では、新春祝賀特別公開の一環で和太鼓チーム・国宝松本城古城太鼓による演奏が行われ、観光客らが勇ましい音色に聞き入った。上田市から訪れた自営業・茅野敦さん(51)は長男・直太君(9)と一緒に耳を傾け「ここ数年、お正月は松本城に来ている。雪をかぶったお城は黒が引き立って美しいですね」と話し「太鼓の演奏は来場した皆さんと一体感を味わいながら楽しめていい」とほほ笑んだ。 中町通りでは、新年の営業を始めたカフェや専門店などに立ち寄って、食べ歩きや買い物を楽しむ人たちが目立った。東京都江戸川区から夫婦で訪れた会社員・内田しをりさん(39)は工芸品店で小さな飾り皿を買い求めたといい「松本に来ると面白い物がないかと(中町通りに)寄っている。新年からいい出合いができた」と話していた。
市民タイムス