サッカー日本代表最大の難敵はインドネシア代表か?「世界と渡り合う」オランダ出身の帰化選手を中心に急成長中
サッカー日本代表は、FIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)グループC第3節サウジアラビア代表に勝利した。そして、第4節に強豪オーストラリア代表との試合を控えている。しかし、今回の最終予選でもっとも脅威となるのはインドネシア代表なのかもしれない。中国メディア『SOHU』が同国の脅威について報じていた。 【順位表】2026年ワールドカップ(W杯)アジア最終予選 日本と同じグループCのインドネシア代表は、アジア最終予選第1節サウジアラビア代表戦を1-1、オーストラリア代表戦を0-0、バーレーン代表戦を2-2と、いずれも引き分けではあるが日本と同様に無敗を維持している。アジアが誇る強国のサウジアラビア代表とオーストラリア代表にはドローに持ち込む力もあり、好調を維持している日本とはいえ侮れない存在だ。 そんな同国は、22年以降海外サッカー選手の帰化に積極的に取り組んでいる。今回の2連戦のメンバーには、過去にオランダリーグで活躍してメジャーリーグサッカー(MLS)のオールスターにも選出されたGKマールテン・パエス。オランダのFCトゥウェンテに所属するDFミーズ・ヒルハース、PECズウォレのMFエリアノ・ラインダース、NECナイメヘンDFカルヴィン・フェルドンク、セリエA・ヴェネツィアFCのDFジェイ・イツェスなど、特にヨーロッパで活躍しているオランダ出身の帰化選手たちが中心に選出されていた。 実際に、シン・テヨン監督率いるチームは23年のアジアカップで史上初のトーナメント進出を成し遂げており、今回初めてワールドカップ・アジア最終予選にも駒を進めている。同グループの中国も、「帰化政策を通じてインドネシア代表はチームの総合力を徐々に向上させた。より多くの国際経験もチームに注入した。国際舞台で世界のトップ選手と渡り合える能力を有している」とインドネシア代表の成長ぶりと帰化政策の成功に驚いていた。 そして、「中国代表が本当に失望する、あるいはショックを受けるとしたら、それは次の試合でインドネシアに負けた時かもしれない」と、同じく帰化政策に取り組んでいるがうまくいかず、アジア最終予選で3連敗を喫している中国代表と比較している。 日本代表はインドネシア代表と11月15日、そして来年6月10日に試合を行う予定だ。アジア最大のライバルであるサウジアラビア代表を下した日本代表だが、最終予選1番の脅威はインドネシア代表かもしれない。
フットボールチャンネル編集部