「パタゴニア プロビジョンズ」のアンチョビに新テイスト。イワシを食べるのが環境にも人にもいいワケ
今回ピザに使用した「ホワイト・アンチョビ スパイシー」について、平さんは、「イメージするアンチョビとは違って、いわゆるオイルサーディンみたいで、形もしっかり残っていて発泡臭もなく、これだけで食べても楽しめるくらい」だと説明する。 「カタクチイワシも身が締まっていてすごく美味しい。それ以外の素材もすべてオーガニックを使用しているので、あますとこなく食べていただけます」 調味料はオリーブオイルやリンゴ酢、パプリカ、塩、唐辛子と至ってシンプルだが、どれも厳選された素材が使用されている。
日本で缶詰というと、「安価な非常食」といったイメージが強いが、欧米ではクオリティの高い製品としてもマーケットに並んでいるという。
世界各国のフードマーケットを取材してきた佐々木さんによると、「スペインのバスクだと、すごく高級なバーでは店の飲み物と缶詰だけを出していたりします。高級食品としての位置付けもされているんです」とのこと。日本とはだいぶ事情が異なるようだ。 「ホワイト・アンチョビ」シリーズもそうした高品質の素材を使用した、妥協なしに美味しい商品だ。サラダのドレッシング代わりにしたり、パスタに混ぜたり、バゲットと一緒に食べたりするのもいい。
イワシを美味しく食べることが、環境のため、ひいては自分たちのためのアクションだという事実。これを頭の片隅に入れながら味わう「ホワイト・アンチョビ」は、きっとまた格別に美味しく感じられるはずだ。 佐藤ゆたか=写真 池田裕美=取材・文
OCEANS編集部