【スージー鈴木コラム】モヤっとする野球用語をアップデートしたい
「敗戦処理」という言葉を使わないとした阪神・岡田監督
【スージー鈴木の球さわぎの腰つき】 野球関連の文章を読んでいるとき、独特の用語に出くわしてモヤっとすることがある。 「敗戦処理」はその1つ。「敗戦」と「処理」が悪い方向に相乗効果をもたらして、「どうせ負けるんやから、適当に処理して早く終わってくれや」的な乱暴なニュアンスを感じる。 しかし、先日(4月23日)の日経ビジネスの記事で、阪神・岡田彰布監督が、富士フイルムHD助野健児会長との対談で、さすがという感じの一言を放っていた──「僕は敗戦処理という言葉を使いません。明日につながるピッチャーなんです。負け試合でも次の勝利につながる負け方をする」。 中継ぎ=「セットアッパー」同様・・・
本文:1,044文字
購入後に全文お読みいただけます。
すでに購入済みの方はログインしてください。
週刊ベースボール