【鮎ガール】良型揃いの〝坂東鮎〟に挑む
ありえない角度で台風がUターン!日本をスッポリと覆うように雨雲が…。ゲリラ豪雨、爆風予報。流石に今週の釣行は厳しいか!?と諦めかけた金曜日の夜。雨雲がかわせそうな地域を発見。「行ってダメなら諦めよう!」と、安全第一をテーマに、一縷の望みを胸に向かったのは昨年、大量遡上で大鮎爆釣に沸いた群馬県利根川。今シーズンは昨年よりも遡上は少ないとのことだが元気に暴れる〝坂東鮎〟はいかに!?久しぶりに竿を並べる友と共に挑む! 【写真】ハミ跡だらけの岩
天候バッチリ!増水、濁りなしの利根川!
当日、心配されていた天気も崩れず、曇り空ではあるが雨の心配はなさそうだ。ほっと胸を撫で下ろしつつ、昨年同様「松居オトリ店」さんで友人たちと待ち合わせ。変わらぬ元気な笑顔で迎えてくれたのはお店のお母さん!今シーズンも元気いっぱいのオトリを用意してくれていた。遊漁券も購入し、早速地元の方オススメのポイントへ。駐車場は広くトイレもあり、川までのアクセスも容易なポイントだ。なおかつ、渓相も遠浅の瀬が広がっており女性や年配の方も入りやすい。 すっかり秋めいてきた快適な気候が心地よかった…のだが、着替え中は蚊との戦いであった。なんと、朝っぱらから顔に、腕に、と3ヶ所もやられてしまった~(泣)。気温の落ち始めるこの時期こそ、虫除け必至である! 草木生い茂る道を抜け、ポイントへ。目の前に広がるのは遠浅の広~い、広~い瀬肩。川にはすでに3名釣り人が立っており、彼らはアユイングを楽しんでいた。ここは友釣り専用区ではないので、アユイングでの釣りの方々と一緒に竿を出すことになる。話を聞いてみると、どうやらアユイングの方々も朝は苦戦中とのことだった。 しかしながら、足元を見るとかなり大きいハミ跡があちらこちらに見られる。川ではアユの跳ねる姿も。大鮎の気配に期待が膨らんだ。ただ一つ気なることは、垢ぐされ気味で、所々青藻も発生し始めていたこと。なかなかに厳しい戦いが待っていそうだ!
流れのある浅瀬が狙い目!
今回一緒に釣りを楽しんだ友人は、しばらく鮎釣りをお休みしており、数年ぶりに一緒に竿を並べることになる。今日の鮎釣りをとても楽しみにしてくれていたので、何としても友人に坂東鮎の引きを楽しんでもらいたかった。 流れの中を進むと所々黒く光る石が見えた。これはアユのハミ跡のある石。垢ぐされしている石は白っぽく見えている。狙うは黒石!背針を装着し、昨年調子の良かった9号のチラシ針でスタートする。 細かい流れの変化を見逃さぬように、竿を入れて行く。しかしピリッとも反応はなく、周りの釣り人の竿も曲がっていない…。別のポイントで釣りをしている相方に連絡するも、同様に反応なしとのことだった。 どのぐらいの時間が過ぎただろうか…しばらくは辛抱の時間が続いていたが、やっとのことで竿を曲げたのはアユイングの釣り人。瀬肩で良型アユを掛けたようだ!沈黙のポイントに一筋の光が差した瞬間である!