2022年大会準優勝者ルードがアルカラスから初勝利で好スタート「今季最高の勝利のひとつ」 [Nitto ATPファイナルズ/テニス]
2022年大会準優勝者ルードがアルカラスから初勝利で好スタート「今季最高の勝利のひとつ」 [Nitto ATPファイナルズ/テニス]
男子トップ8によるエリート大会「Nitto ATPファイナルズ」(ATPファイナルズ/イタリア・トリノ/11月10~17日/賞金総額1525万ドル/室内ハードコート)の大会2日目に行われたジョン・ニューカム・グループのラウンドロビン(総当たり戦)第1戦で、第6シードのキャスパー・ルード(ノルウェー)が第3シードのカルロス・アルカラス(スペイン)を6-1 7-5で倒して白星スタートを切った。 ~Nitto ATPファイナルズで白星スタートを切った2022年大会準優勝者のルード選手~ 2-1から2度連続で相手のサービスゲームを破って第1セットを先取したルードは第2セットで2-5とリードされたが、そこから最後の5ゲームを連取して1時間25分で勝利を決めた。ふたりはこれが5度目の対決だったが、アルカラスは初黒星を喫した。 「まだ1試合しかしていないけど、相手のレベルやランキングなどすべてを考慮すると僕にとって間違いなく今季最高の勝利のひとつだ。もちろんとても満足している。アルカラスは恐らく今日よりもいいプレーをするだろうけど、僕は自分のチャンスをものにした」と2022年大会準優勝者のルードは試合を振り返った。 「ここ数週間、ここ数ヵ月(USオープン以降のATPツアー6大会で1勝6敗)は自信がなかった。だから僕にとって素晴らしい勝利だし、これを糧にしてトリノで勝利を重ねていければと思う」 大会前に少し体調を崩していたアルカラスは順調に回復していたが、相手の手柄を奪いたくないと前置きをした上で「初戦の緊張によるものかわからないが、完璧な体調ではなかった。胃の具合が悪く、試合に影響があった」と試合後に明かした。 イブニングセッションで行われた同グループの試合では、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が第8シードのアンドレイ・ルブレフ(ロシア)を6-4 6-4で下して1勝目を挙げた。 ATPファイナルズはATPツアー最終戦で、今季の成績上位8名(ダブルスは8組)のみで争われる。4人ずつのグループに分かれたラウンドロビンを行い、上位2名(ダブルスは2組)ずつが決勝トーナメントに進出する形式で行われる。
テニスマガジン編集部
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