「アイアンはダウンブロー」わかっていても多くのアマはすくい打ちになっている!? 正しく“上から下へ打つ”コツを実際に試してみた
アイアンと言えばダウンブローに打つもの。頭ではそうわかっていても、多くのアマチュアはアッパーブローですくい打ちしてしまうと服部公翼プロ。服部プロが教えてくれた「上から下へ打ち込むための体の使い方」を、シングルハンディの腕前を持つイラストレーターの野村タケオが実際に試してみた。
アマチュアの多くはアッパーブローになっている
みなさんこんにちは。ゴルフバカイラストレーターの野村タケオです。ゴルフのスコアメイクに欠かせないもの、それはアイアンショットです。やはりしっかりとグリーンを捉えることができればスコアはまとまりますよね。そのためにはアイアンの精度のアップはもちろん、飛距離だって出るほうがいいに決まってます。週刊ゴルフダイジェスト6/25号に”アイアンを飛ばしたいならエネルギーは「上から下へ」”という記事がありました。やっぱアイアンはダウンブローってことなんでしょうか? 気になるので試してみました。 アマチュアの多くは、アイアンはダウンブローだと思っているのですが、実はほぼアッパーブローになっていると、この記事で解説してくれている服部公翼プロは言います。いわゆる「すくい打ち」です。だから飛ばない、曲がるなど、飛距離も方向性も安定しなくなるんですね。 アマチュアの2大ミス、トップとダフリ。トップは意外に真っすぐ飛ぶので結果オーライになることもありますが、ダフリは飛ばないですし、精神的ダメージも大きい。プロや上級者というのは「地面を叩く意識」というのがあるので、ダフリの恐怖がないそうです。だからこそエネルギーは上から下にということなんですね。ゴルフの上手さというのは、狙った地面を正確に叩けるかということだと服部プロは言っています。
「左でさばく」意識で振ってみよう
アイアンをダウンブローで打つべきということには、いくつか理由があるのですが、一番大きな理由はフェース面を管理できるということ。ゴルフクラブはシャフト軸線上にヘッドの重心がないことでフェースが開きやすい。アマチュアはスライスが嫌なのでリリースを早めてフェースを返そうとしますが、そうするとボールの手前が最下点となり、アッパー軌道となるわけです。このときに意識するべきことはネックの動き。ネックが下から上に動くとフェースは開きますが、上から下に動くとロフトが立ってきて、フェース面がオープンからスクエアへと自動的に閉じていきます。なるほど、ネックの動きを意識するといいんですね。